2021年08月10日
最近話題のスポーツウォッシング。
五輪の理念、スポーツの素晴らしさの建前に反論しがたい。その裏で税金好き放題。
スポーツの積極的悪用という点でパンとサーカスというだけではないわな。
Posted at 2021/08/10 12:14:11 | |
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政治・行政・マスコミ | 日記
2021年08月10日
感染力が高いデルタ株によって東アジアの謎の感染抑制効果(ファクターX、謎々効果とも)はほぼ無効化され、各国で多くの感染者を出してきた。
日本では水際対策がザルであり(感度の低い富士レビオの抗原検査と不徹底な隔離、追跡等)、五輪によって更に多くの変異株を進入させている。五輪直前にラムダ株が検出されていたが五輪週番まで隠蔽されていた。政府には五輪を開催し国民を危機におちいらせることに極めて強いインセンティブがあるらしい。五輪の理念やスポーツによる感動効果は日本政府と一部の権力層に好きなように利用されている。それはIOCという民間団体も同じだ。
五輪が始まってしまえばマスコミは政府の指示通り五輪一色となり、新型コロナの状況が覆い隠されんばかりとなった。まさにパンとサーカスの状況だ。当然の如く町に人はあふれ、自粛を要請されていたマラソン観戦にも多くの人が集まった。
東京都で5000人、全国で1万人を超える状況で、過去最悪の状況にあるが、自粛要請ばかりで有効な措置はほとんど打たれていない。
隔離施設、病床はⅠ年半の準備期間があったにも関わらず全く不十分で、諸外国のように体育館などの施設を転用するなども行われていない。治療も受けられず自宅待機の患者が東京都で3万人も出ているという。
法的に厚労大臣の命令によってこうした事態で先頭に立って対応すべき独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO:ジェイコー :理事長 尾身 茂)はわずかしかCOVID-19患者を受け入れていない。税制優遇、莫大な税金投入はなんのためか?
もともと障がい者への差別意識が強いこともあり、パラリンピック開催はごり押しはしないのかも知れない。
しかし、このままお金も配らず自粛を要請し、飲食店を締め付けることを続けるのだろうか。
このⅠ年半の対応は、私が知る限り謎の感染抑制効果に甘えるのみで、先進国でもっとも後ろ向きな対応であった。
ワクチンさえ打てば解決するが如くであったが、現実にはワクチンを打っても感染する。重症化が抑えられやすいのは救いではあるが感染抑制にはあまりつながっていない。
高齢者を除けばワクチン接種率は未だ低く、ワクチン供給が不十分で、いくら望んでも接種予約が取れないものが多い。国が全国民分を確保したとしたが、実際にはワクチン供給はかなり滞っている。
大阪の5月の惨状はマスコミでほとんど伝えられていないが、同じ状況が東京周辺でも起こりつつある。
このまま2学期に突入して対面授業を行えば目も当てられない状況になるかも知れない。
国民を第一に考える政権に交代させないと、この国はこのまま沈むだけだ。COVID-19への対応はそれをきれいに可視化させている。
一般の国民には他国ではあり得ない地獄しかない。
パンとサーカス
パンとサーカス(羅: panem et circenses)は、詩人ユウェナリス(西暦60年 - 130年)が古代ローマ社会の世相を揶揄して詩篇中で使用した表現。権力者から無償で与えられる「パン(=食糧)」と「サーカス(=娯楽)」によって、ローマ市民が政治的盲目に置かれていることを指摘した。パンと見世物ともいう。
愚民政策の例えとしてしばしば用いられる名言であり警句である。
ウィキペディアより