2021年10月26日
10/21(木)に父が死去した。
以前からの心不全が主因との診断であるが、COPDがあり、腎臓ろ過能の低下、肝機能の低下、糖尿など多くの問題が昨年秋の健康診断で出ていた。入院を勧められたが拒否し、その年の12月に心不全の発作を起こした。新型コロナとも重なっていたため運が悪ければ陽圧換気人工呼吸器も使えず亡くなっていた可能性も充分ある状態だった(その半年前にも、別の要因で心不全の発作を起こし死にかけている)。
年明けに一旦退院するも翌日朝の呼吸困難で再入院。
その後退院するも母親が面倒を見ることは困難なため、介護付き施設に入居。
それからは呼吸の状態はさほど悪くないが全体に徐々に悪化が進行、10/15に定期受診で強い浮腫の悪化が認められるため再入院。それから回復傾向にあったが10/21に感染症で急変し、間もなく意識不明、通常ならかなりの血圧回復が見込める薬剤を使用しても50程度までしか上がらず、その日の昼過ぎに心停止。私が駆けつけたところで医師が人工呼吸器を取り外し、死亡確認となった。
それからは葬儀の準備であたふたし、24日納棺式、25日告別式/火葬を終え、まずは一区切りとなったところだ。
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これから死亡に関わる行政的な手続きの他、諸手続に入っていく。これらは煩わしさはあるものの、手間がかかるだけで困難性はない。しばらく前に購入していた死亡後のガイドとなる書籍が既に役立っている。
まだしばらく父親は生きるがますます手がかかっていくという前提で、実家に戻り同居しながら様々なことをこなしサポートをしていくつもりでいた。
しかしながら、あっけなく父が亡くなったため、状況が変わっている。
母親はしばらくは一人で生活してみたいと言っている。
それは尊重しようと思っているが、体はまだまだ動きそうであるもの、残念ながら認知能力の低下が覗われ、短期記憶能力の低下も明確になっている。
今日も兄嫁とも話をしたが、そうした能力の低下につけ込む輩もいるので、一人で置いておくことはかなりの危険があるだろう。
以前進めていたように、いずれは同居した方が問題の軽減にはなりそうだが、母親は一人で生活すると言って聞かないため、何処かで大きな問題が発生しない限り話が進みそうにない(そして事故や問題が起きたこと自体が母親の自尊心を大きく傷つけ、自信喪失につながる)。
その問題が比較的軽微なことであればまだよいが、大きな問題で、そこで一気に大きな負担が生じた場合に対処できなくなるおそれがある。
施設に移るとしても、何もせずに済むことではない。父親入所時にも多くの手間が日々かかっていたのと同様に、母親についてもかかるだろう。
自分の仕事、自分の生活と母親の生活、病院受診サポートなどがのしかかってくる。実家を開けっぱなしにはできないので、以前から考えていたように私が実家へうつり、今住んでいるマンションを賃貸に出し実家の日々メンテナンスまでやっていかないと実家が大変なことになってしまう(草ぼうぼうの家を放置していると、泥棒が入ったり、勝手に誰かが進入して住み始めたり、窓ガラスが割られるなど様々な問題が起こる。これまでは少しでも草取りが楽になるように道具を買って母に使わせたりしていたが、今度は自分がやらねばならない)。
そうしたことを念頭に,早め早めに少しずつ移行していかないと、突然のことで全てを切り替えるとなったばあい、回らなくなってしまう。
母にはそうした説得もしているのだが、今のところは一人の生活を望んでいる。
しかしながら、一人だと食事もつくるのが面倒になっていい加減なものになりがちで、ある程度の重し(同居者の存在)は質の維持につながる面があるので、そんな効果も想定している。味噌汁を常温で蓋もせずに置いておいてそれを過熱して口にしたために入院するようなことも起こっているが、何度言っても蓋せず放置して食べることを繰り返しているので、そうした危険な状況のチェックも必須になっている。
軽微な問題で済めばいいが、重大な事故が先に起こる可能性が充分あり、回らなくなる状況が目に見えているので、少なくとも自分は自分の家を整理し、いつでも実家に移れるような状況をつくっておくべきだと考えている。自分の収入状況では二軒の家を同時に管理しお金を出すようなことはできない。特に今住んでいるマンションはコストが高い。負債にしかならないので賃貸に出して収入にする方が得策である。
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今日は葬儀が終わった後、業者が祭壇を組み立てに来て、そのまま位牌を決めるなどの打ち合わせをした。
その後は若干の仮眠を取ってから、香典と花代の整理をし、直近で必要になる行政手続きを資料を見ながら母に確認してもらった。
確認してもすぐ忘れてしまうので、また何度も説明するすることになるだろうが、幸い私は平日に1日休みがあるのでこれを使って一緒に手続きに回ることになるだろう。
そんなことを考えながら帰途についたが、いきなりBMWの力が抜け、チェックエンジンマークが点滅。
1気筒失火しているような振動で、またイグニッションコイルが逝ったかと思ったが、一旦エンジンを止め、再度エンジンをかけると正常に回転。ホッとした。
SVXが動かせるのでいきなり足を失うことにはならないが、母の状況を考えると当面荷物を載せやすいセダンの必要性が高いため、当分壊れてしまっては困るのだ。
私自身も含めて、古いものばかりになり、常に不安を抱えている状態になってきた。
Posted at 2021/10/26 01:28:41 | |
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BMW 320i(E90) | 日記