2022年06月06日
バックカメラのモニターを兼ねたBMWの純正モニターと置き換えるAndroid10.0ナビを仮結線してみた。
ハード的には配線関係の処理が非常に面倒で、エアコンや純正オーディオ+ナビを一旦取り外して配線を割り込ませたり、配線を通すためにグローブボックス等を取り外す必要がある。
中国製のハードには説明書が皆無のため、先達の動画やブログを頼りに取り付けることになる。しかし車種や機種が違うと細部が違う。特に音声ラインの接続方法が違うために悩んだ。うちのようなE90後期型のiDriveがCICの車両では、音声はAUX端子を使わず割り込み配線のオーディアコネクタ同士を接続すれば良いらしい。CCCの車両ではアームレストの下にある小物入れ内のAUX端子まで配線を伸ばして結線する必要があるようだ。動画はCCCの機種のものが目立つので、当然配線を伸ばす必要があるものだと思い込んでしまっていた。
キットにはCCCをCICに変換する装置やCCC車種用のオーディオ配線も付属していた。
仮接続して動作確認。
いざ動いても、Wifiの設定をするのにやたら時間がかかったり、Googleアカウントの設定でGoogleコンタクトからデータを取りに行ってやたら時間がかかったり、なかなかすんなりとはいかない。本体の設定でも純正モニターへの信号に対応させるための選択肢にE90がなく、どれを選べばいいのか分かりにくい(8.8インチモニターを選ぶ)。それとは別の車種を選ぶ選択肢にはX5ともう一種車種しかなくどうしたらよいのか不明。
それでもなんとかソフト的に使えるところまで来た。
iDriveから操作ができるので便利。
車両のCAN Busから様々な情報を読み出して利用しているので、バックに入れればバックカメラに切り替わり舵角に応じたガイドラインが出たり、速度計やタコメーターを表示できたり、ドアやシートベルトの警告が表示されたりと、なかなかよくできている。
Google Mapが使えるのは便利ではあるが、iDriveから十分な操作ができないらしく、タッチパネル操作をせざるを得ない。また、CPUがスマホほど速くないようでややもっさり感がある。
今気になるのは、ナビの音声が左チャンネルのみであることだ。何処かで設定できるかも知れない。
また、Bluetoothから電話に対応しているのに音声入力があるのかないのかよく分からない。この手の機械には外付けのマイクがよくあるのだが内蔵マイクも外部マイク端子も見当たらない。
Bluetoothからスマホに保存されている音楽も聴けるらしいが、保存している曲データが表示されない。データがSDカードに保存されているからかも知れない。
マイクロSIM用アダプターが付属してきたので電話のSIMが挿せるはずだが(ソフト的には対応している)、それらしきところにすでに何かが挿されているようでそれを取り出すこともできず、なんだかよくわからない。
謎があって気になる。
リアガラスがスモークで夜間何も見えない上にワイパーもついていない後方視界が非常に悪いためバックカメラを取り付けたいが(今回の目的の最大部分)、E90ではナンバープレートのボルト部分に取り付けるカメラが使えない(配線を通す穴を開ける必要がある)。定番のトランクオープナー部品の置き換えパーツで対応予定。
***
一つ前のエントリーで書いた補助ウォーターポンプだが、AmazonにAliexpressで買うより安いものが出ていたので発注した。安いので取りあえずそれで対応し、いつでも戻せるように純正を修理する方向。
エンジン停止後のエアコン動作ができる車種なのだがうまく動かないことが多かったのはこの追加ウォーターポンプの劣化のせいだったのかも知れない。
なお、フォールトコードをクリアしてからはエンジンの廻りが良くなったような気がしている。失火などのコードが残っていたため、点火時期を遅らせるなどのセーフモード動作をしていた可能性はあるかも。
Posted at 2022/06/06 04:10:27 | |
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BMW 320i(E90) | 日記