
猛暑の中で大変な苦労をしつつ、何とか右だけストラットを押し込むことができた。
なにしろ、ストラットの取り外しにかなりの手間がかかり、
取り外す部分が多く、コントロールアームの締め付けを緩めて可動範囲を広げたりする必要がある。また、スプリングをかなり縮めないとストラットを取り外すことができない。組み込むときも同様。スプリングコンプレッサーを一発で必要な長さまで縮めることができず、何度もやり直したりやり方を変えたりして大変な苦労をした。
写真でドライバーが刺さっている部分はショックの根元を挟み込む部分だが、ここはドライバー程度では挟み込む部分を充分押し広げることができない。
先達はタガネを使っている例が多く、私も適当なものを購入して叩き込んだらうまい具合にショックを脱着できた。
ローターは固着していたが、一晩5−56を浸潤させて置いておいた後、大きめのゴムハンマーで裏から叩いたら6回目ぐらいで外すことができた。
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外したパーツを調べてみると、
・ローター 厚み22.6mm (使用限界は20.4mm) まだ使える範囲。
・アッパーマウント ベアリングはシールドではなく開放式。ゴリゴリでガタあり。
・ショックアブソーバー オイル漏れ、ガス漏れはなく、まだ使えそう。
・バンプラバー 上部が粉砕崩壊
ショックはリアがガス抜けで要交換だったが、フロントはアッパーマウントとバンプラバーのみ交換でも良さそうだった。
とは言え14年経ち、劣化は確実に進んでいるであろうから、全交換してしまう。
追記:
ショックアブソーバーは手で押しただけでは劣化の度合いは分からないが、ビルシュタインの新品と純正(ザックス)とで押し込むのに必要な力の大きさに明確な差があった。
Posted at 2022/08/17 01:42:41 | |
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