2023年10月02日
少し前には、Ni-MHバッテリーを使った家電が大変多く、今ではこれがLi-ionに置き換わっている感じだ。
シェイバーとか美容機器とか。
Ni-MHといえばNi-Cdと同じくメモリ効果を起こすことが知られている。充分放談させずに充電させて使っているうちに容量が減ってしまう現象だ。
この場合、活性化作業、要するに放電終止電圧まで放電させて満充電することを繰り返すと復活する。
また、自己放電が大きく、放置していると0V付近まで放電してしまう。こうなると充電器が受け付けなくなる。
だが、いわゆるカツ入れ、外部から強制的に少し高い電圧をかけてやると復活することがある。
Ni-MHは結構気難しいのだ。
Ni-MHを使った家電の場合、こうした現象に悩まされやすい。
活性化機能を持っていればメモリ効果は避けられるが、そう言うものはあまり見ない気がする。どんどん充電容量が減ってしまって、そのまま捨てられてしまったりする。
もちろん、放置してしまうとウンともスンとも言わなくなる。こうなると、ちょっと古いものだとそのまま捨てられてしまいかねない。
内蔵バッテリーは基本的にユーザーが交換できないようになっているので、バッテリー交換はメーカーに出さざるを得ず、費用が高くなってしまうので経済的寿命になってしまうのだ。
そんな事情で捨てられてしまう家電は結構多いのだろう。
たかがメモリ効果で捨てられてしまうのはあまりに不憫。
ウンともスンとも言わなくなっても、カツ入れするだけで復活するものもあるのに。
ただ、はやめに対処しないと今度は液漏れで致命的損傷が起きたりする。
自分の持ち物の場合はなるべく早く対処したい。
ジャンクの場合はどの状態かは分からないので、賭けになる。前ユーザーから話を聞けると見通しをもてる。
Posted at 2023/10/02 07:17:03 | |
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