マキタの電動カンナ1911Bは110mm幅の刃を持つAC100Vの電動カンナだ。
かなり古くからある製品で、ヤフオク出品物でも昭和50年代の銘板が付いているものがあった。50年近い超ロングラン製品だ。
新品は2万円台で売られているが、長い期間売られていたモデルであるため、中古も潤沢。ヤフオクでは2000円台から落札されている。
海外でもよく使われているのだろう。Aliexpressでも中国製の替え刃が売られているだけでなく、マキタが作っていないスパイラル刃のドラムが売られていた。
現在でも製造販売されている製品だが、現在は充電式モデルがあり、AC式がモデルチェンジする可能性は当分なさそうだ。
長い販売期間の間にマイナーチェンジは何度かなされているらしい。
大きなところでは従来研磨刃が使われていたが、替刃式仕様(1911BSP)が追加されている。この時にドラムとボディの仕様が変更されている。
この変更後のモデルは、数点のパーツ交換で研磨刃式を替刃式仕様に変更することが可能だそうだ。それ以前のモデルでは交換部品が多くなりすぎ、新規購入した方が安く付くとか。
その境になるのが1993年で、銘板もこの時から新ロゴに変わっている様だ。

S53.1(1978)

S55.3
(1980)
S55.4(1980)

S56.9(1981)

1984.11
1986.9
1993.9 ←1911BSP(替刃式モデル)投入

2000.5

2005.7
ヤフオク出品物の銘板を並べてみたが、途中でモーターの強化もされていることがわかる。
なお、研磨刃のものは研磨時に使用する付属品があるので、中古購入時に付属していなかったら別途マキタから買うことになる。
研磨が面倒であれば替刃式を探すとよい。
なお、DIYモデルのM192は替刃式1050Wモーター、見た目はそっくりでドラムも共通。価格も同じで色以外の違いはないのかもしれない。
恐らく違いは販売ルートだけなのだろう。
Posted at 2023/12/15 08:45:26 | |
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