中国製のマキタバッテリーが使えるランダムサンダー。アマゾンで販売されている。
私は以前買って使っている。
しかしこれ、マキタ製のデッドコピーと思われるほどよく似ている。
↓こちらがマキタ製。
外観がよく似ているだけでなく、通風口の数や形状、位置もそっくりだ。
動作も同じで、速度スイッチは1→2→3となる動作だ。
実は、マキタ製は真後ろに出ている排気ダクトを前や横に変えることができる。
構造がよく似ている中国製でもできるのかと思って試してみたところ、全く同じように向きを変えることができた。ここまでコピーされているのだ。
ほぼ同じものが安価に買えるのはありがたいとは思うが、ここまでそっくりなものを作ってしまうのはいくら何でもまずかろう。
もちろん部品入手困難でほぼ修理不可能。壊れたら捨てるかよほど頑張って直すかだ。
モーターは恐らくマブチモーターの互換品が使われているので、そのあたりなら何とかなりそう。
構造が単純なので、直しやすそうではある。マキタパーツの流用もできるかも…。
追記:
先行製品のコピーは日本の得意技だった。
かつての日本ではありとあらゆる製品の類似品が売られていた。
自動車も多くのデザインを真似た車種があり、日本はコピー天国の無法地帯であったと言える。
かつての日本はマネと改良で国際的な商品力を確保してきた。
ダウンサイジングで成功したものと言えばウォークマンであろう。結果として音楽を持ち歩いて聞くという新しい文化を生んだ。
そうして独自の製品も生まれてきたが、マネと改良、低価格化が本筋で、革新的な製品は生まれにくかった。
そうした戦略にこだわり続け、結果として製品競争力が失われた分野が多い。
残念ながら、日本の教育や人材の扱いを見ている限り、多くの日本製品が再び世界を席巻するような未来は考えにくい。
Posted at 2024/01/08 10:23:51 | |
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