先日の日立工機のEBK(150mm)とは異なる別の卓上グラインダーをタダ同然で手に入れた。
同じ日立のEBK2で、砥石径150mmだと思い込んでいたが届いてみてビックリ。205mmだった。大きくて重く、持て余し気味。
それでも、ディスクサンダーに改造するつもりでいたので、嵩増しせずとも250mmのディスクを取り付けられそうなので、それはそれで都合がいいのかもしれない。
動作チェックをしたが、とりあえず動くものの、ステータコイルと回転子が当たるような音がしている。外してみると全面的にこすれた痕がある。
きちんと管理せず使っていたようで、調整不良だ。
ベアリングも2つともよくない状態。
とりあえずベアリングを交換し、本体に戻して試運転。
ところがうなるだけで回らない。
磁界は発生しているからコイルの断線ではない。
始動コイルと始動コンデンサがアヤシイと思い、コンデンサを外してしらべてみると、コンデンサ内部の断線が発覚。
動作チェックが最後の一押しをしてしまったのかもしれない。
同じ型番のものは売られていないだけでなく、HiKOKIは後継のGT21を廃番にしていて、卓上グラインダはラインナップから外しているようだ。
GT21の始動コンデンサは3500円もするので、Amazonで容量が近い適当なACモーター用の始動コンデンサを見繕ってみた。明日届く。
追記:
コンデンサは劣化していたものの、別のところに原因があった。
始動コイルはそこそこの抵抗値だが、メインのコイルが何と0.6Ωしかない。これはレイヤーショート(レアショート)と思われる。
当初は回っていたので、内部に見られた微小鉄片が分解時にコイルについてレイヤーショートの引き金になったとか、分解時のショックでコイルの劣化した被覆がはがれて接触したなどの可能性がある。
いずれにしろコイルのレイヤーショートは致命的。
現状ではコイルの被覆の変色は見られないし、何とかならないかとは思ってしまうが、ショート箇所を見つけるのは相当に難しい。
本来はコイルのまき直しだが、コストが高いのでまき直しをするのは相当な高額の大出力モーターに限られる。部品交換が通常だ。
とは言え、EBK2はとっくの昔に廃番であるし、後継のGT21のステータコイルがつかえたとしても目が飛び出る価格だ。
せいぜいジャンクが出たらニコイチするぐらいのものだろう。
とりあえず、GT15のレストアで生かせる部分は生かすことにする。
Posted at 2024/01/27 17:52:46 | |
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