小さな某発酵食品屋さん…要するにキムチ屋さんなのだけれど、苦労して頑張っているのをSNS上で見ていて、ささやかながらリツイートをするなどで応援していた。
この所、売上的に厳しい様子があったので、一つ購入してみた。
でも、納期が30〜40日。長いなあ。
それでも待っていたのだけれど、この間、SNSには何度何度もお客さんにクチコミやＳＮＳでの調理例のアップなどを呼びかけるツイートが流れてきた。
こちらとしては肝心の商品が届かないことにはなんにもできないなあと思っていたその矢先、今度は電子メールでＳＮＳでの紹介依頼が。
初注文で長い納期を待っているところに何度もＳＮＳでの投降を呼びかけられ、さらには注文情報からまだ商品未着の客にまで直接宣伝依頼の電子メールを送ってきた。
何とか低迷しかけている売上を上向かせたい一心なのだろうけれど、さすがにこれは、と思い、丁寧にやんわりと「初注文未発送でずっと待たされているお客様にＳＮＳ投稿を呼びかけるのは逆効果になるのでは？」と伝えてみた。
その返信が、「商品説明に書いてます通り、現在30日〜40日くらいお待ちいただいてる状況です。ご了承よろしくお願いいたします。」と。こちらの指摘には何のコメントもなかった。
おそらくメールの内容をろくに読まずにクレームと思ったのだろう。
かなり丁寧に、好意的な文面で、クレームではないと分かる様に気を使ったのだが。
あちらの日本語には不自然さはないが、韓国系の方らしいので、日本語がきちんと理解できていないのかもしれないが。
しかし、さすがにこれはないと思った。まさに貧すれば鈍するだ。
悪いけれど、宣伝要請ばかり流れてくるＳＮＳでのフォローはやめた。その結果リツイートもしなくなるので、先方は宣伝ルートの一つを失ったことになる。影響は微々たるものだろうが。
＊＊＊
そもそも、注文から発送まで30〜40日は長すぎる。
キムチは製造して食べ頃までにおよそ一週間程度らしい。
つまり、バックオーダーを抱えている状態になっている。
それは注文が多すぎるためにそうなっているのか、注文が不安定で読めないためにある程度注文が溜まってから製造しているかのどちらかだと思われる。
売上で苦しんでいるところをみると、後者である可能性が高そうだ。
キムチは製造後の変化が大きいので、規模の小さなお店では過剰生産はできない。オーダーにあわせて製造したいはずだ。
製造後熟成期間をみても1週間。その4倍の時間待たせるのだから、オーダーがかなり少ない可能性がある。
それを考えると気の毒ではあるけれど、他に比べてかなり割り高な上に長期間待たされて商品が届かないのに、届く前から宣伝ばかり求められるのでは正直いい気はしない。
もし御願いをするにしても、それはどう考えても商品が届いてから。
そういう気遣いができない上に、客からの改善提案も無視してしまうようでは、商売はうまくいかないだろう。
Posted at 2024/06/23 21:53:22 | |
トラックバック(0) |
ひとりごと | 日記
