私は研究室時代、細胞形態学の研究室にいて、顕微鏡を使って研究をしていた。光学機器とは相性が良く、顕微鏡も早くからかなり使いこなせていた。
今の職場では一応顕微鏡を使えるが、生徒用のものはもう話にならないぐらいひどい。教員用のはいいのがあるけれど、ほとんどが生徒が見つけられない観察対象をボロボロの顕微鏡で探し出すというめちゃくちゃストレスのたまることをやらされている。ものすごくよいグレードの顕微鏡なのに中高生にボロボロにされていて、しかも管理もまともにされておらず、ミクロメーターにピントが合わないし(接眼レンズの棚が押し込まれている)、レンズも痛んでいてひどく解像度が悪いし、ピントが合わないし、反射鏡もグラグラで機能しないし。
そんなことの繰り返しの中、自分専用のいい顕微鏡が欲しいなあと思っていた。
先日、小さなものを見ながらの作業や観察用にメルカリでNIKONの状態のいい現役製品の実体顕微鏡を買ったのだが(結構痛い出費になった)、実体を買うなら普通の顕微鏡も欲しいと思っていろいろ見始めて、ジャンク価格のオリンパス CH-2を買ってみた。
ジャンク価格なのでレンズのかびぐらいは覚悟していたが、ところがどっこい、大当たり!
レンズは厳重に大きな乾燥剤で保管されていたらしく、極めていい状態。
照明の調整ダイヤルが壊れていたけれど、こんなものは簡単に直せる。
学生時代に慣れた機種(だと思う)で、とてもなじむ感じ。
よく研究室などで使っているものだが高級機種ではない。
とは言え、本来の価格は目が飛び出る価格だ。
いい買い物で、ちょっと幸せ気分だ。
何故か肝臓?の連続切片のプレパラートがついていた。
観察像をコリメート撮影してみた。
Posted at 2025/02/03 20:39:50 | |
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顕微鏡 | 日記