実家のセミオート給湯器は10年を超えて稼働しているが、ここ数年、時々「ふろ自動」で風呂を沸かすと、562エラーを発して止まることがおきていた。
このエラーはお湯をバスタブに送出できていない際のエラーだが、取水側のつまりでも起こる。要は、湯の流れを検出するセンサーが流れを検出できないと発せられるエラーであるらしい。
そのため、センサー自体のトラブルである可能性もある訳だ。
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実家では、このエラーは必ず起きるわけではなく、続けて起きることもあれば、全くおきないこともある。実に気まぐれに発生している。
フィルターの詰まりはなく、センサー自体も動いていることを確認している。
こうなると、何かの理由で時々センサーが流れを検知できなくなるとしか考えられない。
その理由の一つである電気的接触不良はなさそうだ。
今日は母がデイサービスに行っている間に風呂場のカビ掃除をしていた。
その時ついでに釜へのお湯の通路も掃除してみたのだが、結構うろうろが出てくる。
ああ、こいつが犯人か、と思った。
センサーは水車式で回転することで流れを検知する。
562エラーが起きる系統は、バスタブへの注湯系統だ。フレッシュなお湯が通る系統であるが、バスタブのお湯がつながっている系統でもある。
ということは、しばらく注湯動作をやっていない場合、汚れがたまりやすい場所でもあるのだ。
実家の場合、お湯を張ったまま何日も放置することがほとんどで、特に私が実家に泊まることが多くなるまでは、何日も風呂を沸かさないまま放置されていた。
そうなると、この系統にかなり汚れがたまりやすかったはずだ。先ほど出てきたうろうろがたまっていても不思議ない。
これが注湯水量センサーの水車に絡んで動きを悪くしてしまうと、十分な湯がでていないとしてエラーになるだろう。
私が本格的に実家生活をするようになってからは、エラーを見ていない。
私が比較的高頻度で風呂を沸かすから、センサーが綺麗に保たれやすいのだろう。
こう考えることで、気まぐれな562エラーの発生理由が分かったような気がする。
お湯を張ったまま、お風呂をたまにしか湧かさないでいると、562エラーが発生しますよ?!
ちなみに、自宅のパーパス製フルオート給湯器はお湯を落とす度にフロ沸かし系統に水を流して洗浄する機能がある。これなら562エラーは起こりにくそうだ。
追記:
ネットのガス屋の解説で、注湯水量センサーと注湯弁の区別がついていないのがあって、注湯弁(センサー)とか書いてある。もしかしたら一体化させた部品が存在するのかもしれないが、普通、弁は弁、センサーはセンサーだ。
562エラー発生時の対応に、故障部品として電磁弁と注湯水量センサーが併記されているので、混同している可能性が高そうだ。
Posted at 2025/09/08 18:05:07 | |
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