
「ごめん。今日痛車見ちゃった。」
「何で謝るの?」
「あ、いや。なんか一人だけで特別な経験をしちゃったような気がして。」
「って、痛車って、アニメの絵が書いてあるヤツだよね。で、どこで見たの?」
「用事で秋葉原に出かけてて、ふっとみたら道を走ってたんだ。ブオ~って」
「一体何の用事なんだか。でも、あたしも見たことないから、見てみたかったなー。」
「うん、たぶん秋葉原に何度か行っていればそのうち見られるんじゃない?」
「えーっ、わざわざ???あたし他に用事ないっし。それにしても、これ何の絵なんだろうね。わかる?」
「あっという間だったし、とっさに撮った写真はぶれててよくわかんないけど、もしかしたら『灼眼のシャナ』のシャナかな? いとうのいぢっぽかった」
「げーっよくわかるね。もしかしてあんたオタクだったの?」
「あ、いやいや、そういう訳じゃ……。たまたまだよたまたま」
「ふーん。まあいいわ。今度おごってね」
「えっ何でだよ!」
「いや~、あたしあんたの弱み握っちゃったから。アニメなんか知らないって顔をしていて、じつはアキバに通うオタクだったなんてね」
「ちがうっちゅーに。」
「へへぇ。オタクオタク!」
「だからちがうっちゅーに!!」
「ちゃりんこのパスタ食べたいな~」
「ヲイ!」
「メイド喫茶のでもいいよ~。あんたいきつけの」
「おまえなあ!!いい加減にせい!」
(以上、フィクションです)
ってアキバで痛車を見たのは事実なんですが。Vistaのおかげで鈍足なノートパソコンのためにメモリーを探しに行ったら、たまたま見てしまいました。
描いてあったのは何だったのか、よくわかりません。知っているアニメのキャラクターは限られていますし。
しかし、秋葉原はすっかり変わりましたね。理科少年・電気少年だった自分の子供時代は、ジャンク屋と電子パーツ屋と無線屋の街でした。それがコンピュータの街となり、今や世界に通じるオタク文化の街になってしまいました。海外からの観光客と思わしき人々を何度か見ました。今どきは「オタク」が普遍化しているので、上記のような会話はあまり成立しないのかな。昔の「オタク」は今の状況に違和感を抱くそうですが。
アキバが車と関係するのは、カーステやカーナビ等ですかね。でも、今どきは痛車というおもわぬ接点ができているのかも知れません。といっても見かける頻度が高いという程度かも知れませんけれど。
Posted at 2009/04/16 21:44:30 | |
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