写真は
自動車全塗装ガイドさんのトップページのリンク貼り付けです。
とても美しいラインと映り込みの濃淡です。
これは、調べてみたらベンツのCLSクラスのサイドビューでした。
ベンツの顔はあまり好きじゃありませんが、サイドは優雅ななだらかな曲線と曲面です。フロントからリアにかけて流れるラインが何とも印象的です。
こういう面をもつクルマは、シャンパンゴールドが実に似合います。無機質なシルバーでは今一つです。色味があるからこそ、味わいが出るのです。
同じような色は、3代目ソアラにもありますし、あちらも優雅な線と面をもっていて、似合っています。
多分、幅のあるボディで映り込みの変化を期待できる曲面をもつSVXにも似合うだろうなあと思います。優雅そのものの曲面構成の117クーペにはとてもよく似合うことでしょう。
ただ、ピアッツァには難しそうです。エッジが立っていて映り込みの変化が極端ですので。もし似合うとしたら、リアのスポイラーがないモデルでしょう。後ろから見た時に、優雅な濃淡の変化が現れるかも知れません。

実は初期型にはシャンパンゴールドの設定があったのですよね。でも、リアガーニッシュが面を少なくしていて、今一つ生かせていない感じです。中期ボディ以降ならいいかもしれません。
ピアッツァのサイドビューのカタログ撮影では、ボディ下部をなるべく暗くするか、極端に低い位置から撮影して空(天井)の映り込みで肩のラインを出してジウジアーロのラインを強調するように気を付けているものが多いようです。要するに、そうしないと暗い色では側面にグラデーションも出ないしラインも出ないのです。
そうしても、側面に曲線のラインがないので、直線的変化が主体になりがちです。
ピアッツァの面構成だと濃色でマイカのきらめきを活かして写真に写すのには、かなりの努力が必要です。
自分の一つの憧れの色ですが、残念ながらピアッツアではマイカ系の反射をそれほど生かせない様な気がしています。
ピアッツァは基本的に、ラインはきれいでエッジの立ったクルマなので、明色系の形が現れやすい色が似合うでしょう。
小さなクルマなので、この点でも大きく見える膨張色・明るい色がよいと思います。

小さな高級車を目指した、
トヨタのプログレも、高級感の演出のために濃緑色(ピアッツァのより少し明るい)の設定がありますが、明るめにしていても、小さなボディでかなり四角いため、優雅な曲面を出せず、マイカの反射は今一つ活きていないような気がします。個人的には、外装には面白みを感じないクルマだったりします。単調な線と面構成なので、白色など明色にするとただの色の固まりに見えそうです。色味の強い色にするべきかも知れません。個人的には、外装には面白みを感じないクルマだったりします。(写真はWikipediaのものをリンク貼り付けです)
[追記2010/5/16]
ピアッツァには、後期型XEロータスにロマネスクシルバーという明るい黄色がかったシルバー色のシャンパンゴールドがある。
シャンパンゴールドというと明るいうす金色から本稿で取り上げたようなもう少しトーンが落ちたものまで結構幅広いようだ。
Posted at 2009/04/05 13:01:26 | |
トラックバック(0) |
デザイン | クルマ