
16年ほど前に今のピアッツァを手に入れたときから壊れていたのがパワステの操舵力調整スイッチ。ぶらぶらになっていた。この状態では、パワステはもっとも重い操舵力になっているとか。
先日ヤフオクにこのスイッチが「メーターランプスイッチ」という名称で出ていたので落札した。
で、外そうにもコネクタが孔を通らないサテライトスイッチの構造に苦労しながら交換して見た。するときっちりとその役割を果たして操舵力が変化するようになった。
そして走ってみると、
「かっ、軽いぞ!! ハッハッハ。ピアッツァのパワステってこんなに軽かったんだ。何だ普通じゃないか!!」
と妙にハイな気分になった。
すっかりピアッツァは何もかもが異質だという意識がすり込まれているせいか、パワステも重いものだと思いこんでいたのだった。パワステの操舵力調整機能が死んでいるような気持ちになっていたのかも知れない。
一方、初めて購入したSVXはパワステが何故か重く、修理しても多少の改善があっただけだった。ところが新しいSVXはパワステが普通に軽い。ここでも
「なんだ、SVXのパワステだって軽くて普通なんじゃないか。ハッハッハ!」
と妙にハイな気分になったものだった。SVXもまた普通じゃないクルマでパワステも重いものだとすり込まれつつあったわけだ(本当は、SVXのパワステは軽いことを購入前の乗り比べで分かってはいたのだが、重い個体に慣れてしまっていた訳である)。
パワステを通じて、「(満身創痍の)変わったクルマに乗っていること」を客観視する自分がいることに気付くのも妙なものである。
Posted at 2009/08/17 23:27:39 | |
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PIAZZAとSVX | クルマ