気象庁発表ではM7.4(暫定値)、USGSではMw7.1の余震が発生した。
その後M5前後の余震が起きているが、22日のような活発さは今のところなく、累積マグニチュードの散布図で見ても傾きが特に大きくはなっていない。エネルギーは徐々に放出されて安定化に向かっているように見える。
追記
4/8に気象庁はM7.4→M7.1に改訂
追記終わり
震源深度を見ると、3/11以降福島近辺で浅い地震も数多く起きていたがそれが収まりつつあり、全体としては50km前後の地震が主体になりつつある。
3/11の本震が32kmだったのでより深くなっていて、プレートの沈み込みを考えると陸側にうつってきていることになる。今回のM7.4の余震も49kmで本州よりが震源になっている。
エネルギーの解放がプレートの沈み込みに沿って進んでいるのだろう。
追記 4/10
話はそう単純ではないらしい。気象庁の改訂ではM7.1 深度66kmとなっていて、プレート境界より深いようだ。USGSは49kmのままだが気象庁の方だとかなり深く、東北大学の限られたデータによる想定では力が加わる方向が、付近で予想されてきた宮城県沖地震(プレート境界型)と逆であるとも。
ともかくも、巨大なエネルギーの解放で周辺のプレート内の破壊が進んでいるようだ。
追記終わり
今後も余震は起こるだろうが、このまま徐々に鎮静化していくものと思っている。
ただし、震源域周辺については何とも言えない。あれだけ巨大なエネルギーの解放がおき、北米プレート内や周囲のプレートにストレスがかかっていることが考えられるので、危険度は高まっていると考えた方がいいと思う。
GPS計測値の変化など、客観的なデータが欲しいところ。
Posted at 2011/04/08 12:42:51 | |
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