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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2011年04月19日 イイね!

4/18までの地震

4/18までの地震 千葉県北西部のM4.7が例の関東フラグメントと太平洋プレートの境界で起きている地震。
M 4.7, near the east coast of Honshu, Japan

Date: Sunday, April 17, 2011 18:08:46 UTC
Monday, April 18, 2011 03:08:46 AM at epicenter
Depth: 46.50 km (28.89 mi)

 これなど見ると、北米プレート、フィリピン海プレート、関東フラグメント、太平洋プレートの重なりが見える?



(曲線は現状は単なる目安のラインで、理論から数式をつくったものではないので念のため)

 累積グラフは伸び続けているが、規模の小さな地震の回数が増えてきたのが傾向としてありそう。規模が小さくなってくると、USGSのデータでは追えなくなってくる。


 深度の深いところに地震が多少増えているのが新しい傾向だが、あちらこちらに散発している。

 
Posted at 2011/04/19 02:24:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 地震関連 | 日記
2011年04月17日 イイね!

生物濃縮にまつわる誤解

 今回の原発事故で放出された放射性物質の生物濃縮に注意せねばならないが、放射性物質によるものがクローズアップされたため、生物濃縮自体に誤解を招いているようだ。


1.放射性物質だから濃縮されるという誤解

 たとえば、放射性ヨウ素と安定ヨウ素は同位体の関係である。放射線を出して崩壊するか崩壊せず安定であり続けるかという違いがあるが、ヨウ素の原子であると言うことは同じ。つまり、ヨウ素としての性質に違いはなく、区別する必要は基本的にはない。

 放射性物質だから生物濃縮されたり、放射線によって生物濃縮が起こると言うことは全く無いと考えていい。

2.どんな物質でも生態系の中では濃縮されるという誤解

 生体内への蓄積のされやすさは、物質ごとに異なり、脂肪の中に蓄積されたり骨の中に蓄積されたりする。
 一方、物質によっては速やかに排出されるものもある。

 蓄積が起こりやすい例は、DDTやPCB、メチル水銀であり、生体内に取り込まれるとなかなか排出されないために食物連鎖の中でより上位の生き物に濃縮される。
 排出されやすいものは、再度取り込まない限り希釈され続ける。海や湖などでは水生生物は水中に拡散した物質を取り込み続けるため、水中濃度に対して生体内に一定の濃度の物質があり続ける。これが食物連鎖の段階に応じて高くなるケースもあればそうでないこともある。

 結局、生物濃縮の度合いは物質ごとに異なる。

3.どんな生物も同じように濃縮するという誤解

 物質の蓄積・濃縮しやすさは生物によって違い、たとえばイカのなかまでは水中の銀を特異的に蓄積するものもあるとか。
 カキは亜鉛を蓄積するが魚類が蓄積しやすいメチル水銀を蓄積しにくいなど、生物によって蓄積しやすい物質は異なる。
 セシウムはキノコの仲間で蓄積しやすいものがあるという研究もある。

 生物によって濃縮しやすい物質は異なり、ケースバイケースでとらえなければならない。



(必要があれば、またこれに付け足していきます)


 正しい知識で生物濃縮や放射性物質の問題について考えて頂きたい。


Posted at 2011/04/17 23:29:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 放射性物質・放射線 | 日記
2011年04月17日 イイね!

広瀬隆についての一色氏による検証

 私は以前広瀬隆について予備知識がないままに、youtubeで原発について喋っている動画を見たが、一見して「ひどく芝居がかっているし、都合のいいことだけをあがめるように提示して都合の悪いことは無視する典型的な扇動家だ」と感じ、見るのをやめた。

 このため、広瀬氏の提示しているもののごく一部についてしか検証・反証できないが、一色さんという方が丁寧に検証されているので、一見の価値があると思う。

一色靖氏による広瀬隆氏の主張に対する丁寧な検証
http://togetter.com/li/113815



#同僚が広瀬氏は大学の研究室の先輩だというのだが……。単に直情的なだけではないですよ……。中身があちこちおかしいんですから。
Posted at 2011/04/17 12:39:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 原発関係 | 日記
2011年04月17日 イイね!

放射性物質の生物濃縮(ハンフォード原子力施設による被害)について

放射性物質の生物濃縮(ハンフォード原子力施設による被害)について広瀬隆が出典も明らかにせず放射性物質(放射性核種)が生物濃縮で100万倍にもなるという図を提示している件について、及ばずながら調べてみた。すると、興味深いことが分かった。
 100万倍もの濃縮が起こるケースはある。しかし、それは特異的なものであって、一般的に言える生物濃縮ではなかった。

 *  *

 ハンフォード原子力施設では長く放射性物質が垂れ流されて深刻な環境汚染が起きていることが知られる。しかし、放射性物質で一般にDDT並みの非常に高い濃縮係数を持つものは知られていない。それでも数段階で100万倍も生物濃縮されうることがあるのかどうか、広瀬氏の提示する図には放射性物質名すらも記されておらず、出典もない以上、検証しようもない。

 そこで、該当する被害に関する文献や資料はないか探してみた。


1.ハンフォード原子力施設の下流に住む人から高濃度で見つかったのは亜鉛65らしい


 なかなかそれらしいものが見つからないが、検索をしているうちに書籍にそれらしい一文が記されていることが分かった。

「こうした自然界の動植物の相互依存関係を通じて、放射能濃度が何千倍、何万倍、場合によってはもっと高い倍率で濃縮されることがある」、「ハンフォード原子力工場(アメリカ)は、近くのコロンビア川に亜鉛65を含む放射性廃棄物を放流」、「560キロも下流の河口からさらに50キロ近く離れたウィラパ湾でとれるカキを常食していた労働者に、たいへん高い濃度の亜鉛65が検出され」た、「このとき、海水中の亜鉛65は分析にかからないほど低いレベルだったのに、カキはこの放射性各種を10万~100万倍にも濃縮して」(安斉育朗著『放射能そこが知りたい』)いたのです。
プルサーマル計画を憂慮する有志の会
http://blog.goo.ne.jp/youtontonjp1963/e/fc42a6a8af1ad6ecd4ebeeda27c861bc


 しかし、疑問がある。亜鉛65の半減期は約244日。濃縮されるには大量に放出され続けることと速やかな濃縮が前提だ。カキは水中のプランクトンをこしとって食べているため、水中の物質を蓄積しやすいと言える。ならばせいぜい1~2段階の生物濃縮しかなさそうだ。
 カキは有毒プランクトンの毒を蓄積することでもよく知られている。カキの特殊事情と考えられそうだ。


2.カキは亜鉛を特異的に蓄積する


 さらに調べると、なんと一般に、カキには特異的に非常に高濃度の亜鉛が含まれることが分かった。周囲の海水濃度より100,000倍以上に亜鉛を濃縮するというのだ。しかも海水中の亜鉛濃度とは逆相関関係があり、何らかの調整機構が存在するらしい。しかし、低濃度亜鉛水中では速やかに亜鉛を失うという。
 さらに、亜鉛は食物連鎖を通して順次高濃度になる生物濃縮は起こさないという報告があるという。
有毒性評価書 Ver.1.0 No.131 亜鉛の水溶性化合物
新エネルギー・産業技術総合開発機構 p15-16
http://www.safe.nite.go.jp/management/data/131/hazard.pdf


 逆にマグロなどが蓄積しやすい水銀はカキでは蓄積されないという。
(杏林予防医学研究所 予防医学ニュースより)
http://www.anjuu.com/chie_suigin2.htm

 つまり、ハンフォード原子力施設における亜鉛65による被害は、カキに特異的なものであって、一般的な生物濃縮が起こるわけではないのである。


3.結局広瀬隆が提示した図の放射性物質は?

 全く謎のままである。
 魚で見ればセシウムの濃縮係数が比較的高いが、一般的によく知られる他の放射性物質の濃縮係数は低い。

参考:
魚の濃縮係数
セシウム  5~100
ヨウ素    10
ウラン    10
プルトニウム 3.5
水銀   360~600
DDT   12000
PCB 1200~1000000

水産生物における放射性物質について
森田 貴己  水産庁増殖推進部研究指導課
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/pdf/110331_2suisan.pdf

セシウム137による生物濃縮の例
https://minkara.carview.co.jp/userid/441462/blog/22089657/

で引用し示したように、セシウムは水中濃度に対して藻類や植物、泥に何らかの方法で蓄積または吸着され濃度が高くなるものの、それ以降は濃縮される場合もあれば希釈される場合もある。

 キノコの一種にセシウムが蓄積されるという研究もあるが、これも特異的なことである。


 すくなくとも現時点で根拠となる研究を見いだすことはできないし、類似の研究では広瀬隆が示すような100万倍もの一般化できる生物濃縮の例はないようだ。
(出典や類似データを見つけたら、ご連絡を!)

 このブログで何度も述べているように、生物濃縮については十分に注意する必要がある。生物によっては特定の元素を特異的に蓄積するものもある。しかし、それと根拠の不明な数値で煽ることは全く別であり、このようなことがあると科学的な根拠のあるものまで信頼を失いかねない(勿論、生物濃縮はないなどと根拠のないことを発言することもあってはならない)。


 広瀬隆は、出典を明確にしなければならない。
 作家を生業としている一方ジャーナリストを名乗っているらしいが、出典も示さずにあやふやなまま恐怖を煽る数値を提示するなどジャーナリストを名乗る資格はない。
 学生のレポートなら落第、再提出である。

追記
 アヒルは主に植物食であるとの指摘を佐久間功氏から頂き、図を改訂した。
追記終わり

関連エントリ
生物濃縮にまつわる誤解

セシウム137による生物濃縮の例

はぁ? 生物濃縮で放射能が100万倍?[図の間違いに関する追記あり]

追記
 放射性物質・放射性核種の語を放射性物質に統一。
追記終わり
Posted at 2011/04/17 10:11:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 放射性物質・放射線 | 日記
2011年04月17日 イイね!

4/16 11:19栃木市下の地震について

 4/16 11:19栃木市下の地震について HI-NETをみたらとても興味深い震源マップが。
 震源が作り出す太平洋から本州側へ太平洋プレートが沈んでいく様子が綺麗に見えるが、今回の震源付近からプレート上に何かが載っているかのように見える。

 これが関東フラグメントとかとよばれている第5の小さなプレートに当たるもののようだ。

 今回は関東フラグメントと太平洋プレートの境界部分で地震が起きた模様だ。

 これだけ詳細な震源情報に自由にアクセスできたらいろいろなことが分かるのだが……。

 
Posted at 2011/04/17 01:30:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 地震関連 | 日記

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