リアのみだが、一応完成した。

先日の基板を少し改良。そのままでは明るすぎるので、写真のように、上下2列は拡散キャップをつけた。こうすることでターンシグナルレンズ全体が綺麗に光る。そして中2列はLEDらしいきらめき。
基板はグルーボンドにて接着。接着面が脆弱な塗装なので少々強度に心配があるが、様子を見ることにする。
サテライト(右)はシャント抵抗を0.1Ωに置き換えた予備を移植。
一番やっかいなターンシグナルランプのLED化が、ダミー抵抗を使わずに思ったより手間取らず済み、よかった。
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自分で見ることはなかなかないが、ターンシグナルランプが大きな面で切れ味よく光るのは、ちょっとうれしい。
ま、それだけだが。
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サテライトのとり付けはかなり手間取った。
自分はサテライトは苦手である。サテライトは出来れば触りたくないと思ってきた。
というのも、以前取り外しを試みたときに失敗があるからだ。
当時はあまり工具がなかったため、サテライト固定の上側のネジを回す際ドライバーが長すぎてしまい、フロントガラスにつっかえてしまった。このとき斜めにボルトにかかった状態で回してしまったため、2本ともなめてしまっているのだ。これでどうにもならなくなりあきらめた。
そのこと自体はすっかり記憶の彼方に行ってしまっていたのだが、触れたくない嫌な思いだけが残っていた。
で、サテライトを取り外そうとメーター上部のカバーを外して、ネジを見て、そのことを思い出した。
げげっ! ネジをなめているぢゃないか。この犯人はそういえば自分だ!!
ドライバーではもはや回らない。バイスグリップも届かない。それで当時はあきらめた。
しかし、今は強い味方がある。
○ネジザウルス

これは、上からネジを挟んで回すことが出来るように溝を掘ってあるプライヤーだ。これでつかめればなめたネジも回すことが出来ることが多い。
今回は周囲のネジを外してスペースを作ることで、ネジザウルスでつかんで無事回すことが出来た。あとはストックのネジからちょうどよいサイズのものを見つけることが出来たので代替にした。
その後も苦難は続く。
何とか取り付けられ、ハザードもターンも問題なく動作することが確認できた。しかし、ライトをスモールにすると右サテライト本体の照明がつかない。デフォッガーの照明もつかない。
バルブ自体はどちらも旧サテライトからの移植で、生きているはずである。
旧サテライトをばらし、最悪の場合ニコイチにすることを考え、旧サテライトを分解し、準備する。
せっかくつけたサテライトを外し、配線がずれないよう結束しているタイラップを切って作業しやすいようにする。リレー基板につく多くのコネクタ類を抜き、スイッチ基板を切り離す。
古いビニール被服配線は硬化していてかなわん。ビニールテープを巻いてあるところはべたべただし。ビニールテープはやめてくれ。
回路か配線に問題がある可能性がある。過去には基板の銅パターンが腐食していたこともあった。しばらく悩みながら、基板を叩いたりストレスをかけたりして様子を見る。デフォッガーはこれでつくこともある。しかし不安定。基板の接触部銅箔を軽く磨くも改善せず。他のバルブに交換して安定になった。
どうしたことか、サテライト内の照明も一瞬つくことがあったが、それきりで二度とつくことはなかった。
次にテスターを当てて確認していく。正常なはずのバルブに導通がなく、
サテライト照明のソケット電圧を測ると電圧が来ている。旧サテライトでは正常だったものが、動かしているうちに断線したらしい。古いのでバルブのフィラメントが消耗していたのだろうか。
とりあえず運転が出来る程度にサテライトを組み直し、近所のカレスト幕張へ行き、バルブを購入。
ふたたびサテライトをばらし、バルブを取り付け。正常に点灯することを確認して、サテライトを元に戻す。
なぜかピッチの狭いネジが1本あまり、ピッチの広いネジが一本足らない。何処かでむりにちがうねじをねじこんでしまったのか? 謎な状態だが、予定があるので探索は後回し。
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今回は予備サテライトを改造し、置き換えたが、悩みがある。
☆予備サテライトの問題
・表面が日焼け気味で、照明透過部分に黄ばみがある。
・黄ばみのせいか、照明が暗い感じがある。
・MTなのに文字盤にO.Dとあるのはやはりヘン。
☆旧サテライトの問題
・LED対応改造をしていない(やるのは簡単だが)。
・クルーズ関係が割り当てられているスイッチの取り付け部樹脂が割れ崩壊し、スイッチががたがた(94年当時ですでに割れていた)。

表面は旧サテライトの方が状態がいいが、樹脂の劣化は旧サテライトの方が進んでいる。この写真はMikamiさんのところのサテライトだが、全く同様になっており、破片も行方不明。
プラリペアで再生しようとは思うが、状態はかなり悪い。
2個イチにしていいとこ取りが出来ればいいが、表面の透過文字盤の交換は難しそうだ。
正確に型どりしてカッティングプロッターで作ることは不可能ではないだろうが。
Posted at 2011/12/25 07:24:06 | |
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