ピアッツァとマークⅡオーナーさんの娘さん曰く、ピアッツァに乗る方がいいという。
と言うのも、ピアッツァに乗っているとたくさんの人が振り返り、声をかけられ、写真を撮ることを求められるので優越感のような物を感じるから、と。マークⅡは風景の一部でしかないとか。
確かに、これはピアッツァやSVXに乗る一つの魅力だ。
超レア、美しい、懐かしい。で、人が振り返る。
ピアッツァやSVXを知らない人も「外車ですか?」と尋ねてきたり。
横オフやもちやで、ときおり通りがかりの方が「昔乗ってたんですよ」等と話しかけてきたりもする。
一方、もちやへ行く途中のSAで、フェラーリの集団に出くわしたが、彼らはピアッツァに全く関心を示す様子が全くなかった。フェラーリこそが車の中で最上級と思っているからこそもの凄い大金で手に入れ、維持費を払っているのだろう。その所有をしている自分に感じる優越感はかなり強いことだろう。
それに対してアルファ乗りの方はピアッツァへの感心が高めで、声をかけられることも時々あるし、走っていると併走されるケースがよくある。
フェラーリは完全にお金持ちのためのエキゾチックカーである。それと比べればアルファは量産車でありより庶民的であり、立ち位置が違う。
アルファ乗りも当然視線を浴び、優越感のような感覚を感じることが多いはずだが、フェラーリを所有するのとは違った感覚があるように思う。
同じイタリア車であっても、この両者の間にはなにか超えがたい壁があるように感じる。
優越感は、オーナーにとって魅力の源泉であろうが、「これこそ最上」みたいな価値観は、自分にはちょっと遠慮したい気がする。
「私はこれをとてもいいと思っているけれど、完璧とは思っていない。あの車もいいなあ」ぐらいが自分には合っている気がする。
こんな自分には、たとえお金があってもフェラーリオーナーにはなれそうにない。
Posted at 2012/10/14 23:18:31 | |
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