2012年12月22日
追突事故に遭い、保険会社の言いなりでどれだけの賠償を受けられる可能性があったか。
・過失割合7:3(自分:相手)
・後遺障害認定されず(認定されると遺失利益が大きく膨らむので、妨害により通常認められない。軽い後遺障害では妨害がなくても医者の後遺障害診断書をそのまま出したのでは認められないケースがほとんど)
・治療費用+傷害慰謝料+通院慰謝料で、自賠責からでる120万円のみでほぼ処理。120万円のほとんどは治療費に消える。慰謝料関係が120万円からはみ出ると、過失割合適用されるので実質手元にはせいぜい数万円。
・車両についても時価額を過失割合適用して10万円程度。
相手からはトータル20万円程度か?
人身傷害保険を請求しても相手とほぼ同様の査定をして、傷害慰謝料と通院慰謝料の過失分が支払われるのみ。トータル数十万円程度に過ぎない。
多くの事故では、実際には3~4桁万円の損害額があっても、保険会社はそれを誤魔化しごく一部しか支払わない。
正しく対応できるかどうかで、得られる賠償額が天と地ほどになる。
普通の人は自分では難しいので弁護士を利用するのが最良の結果になる。弁護士はこの大きな差額から利益を得る。
交通事故は起こり続けるので、この実態がある限り弁護士はうまい仕事にありつけることになる。
ちなみに、病院や整骨院も事故患者は大歓迎。保険診療はできず自由診療しかできないと嘘を言い、過大な治療費用を請求する。自賠責の賠償金は、ほとんどここで食われてしまう。保険診療ならかなり抑えることができるが、保険診療を主張することでサービスが悪くなることもあるらしい。
Posted at 2012/12/22 10:59:52 | |
トラックバック(0) |
事故関係 | 日記
2012年12月22日
3年半前の事故について、方針は3ヶ月ほど前の時点で、訴訟で決着を付けることに固まっていたのだが、当方保険会社より確定返答をようやく得た。私の考え通りの方向になった。
ポイントは、保険会社の弁護士による訴訟にある。
人身傷害保険を先行払いすることにより、人傷分については相手への請求権が保険会社に移行する。
保険会社は支払った金額のうち、過失割合に基づき相手から請求できる部分を請求するが、まず素直に請求に応じるなどと言うことはあり得ない。そこで保険会社による訴訟になる。
現時点で過失割合が確定していないので、私の相手への残額請求分も決まらず、訴訟による判決で確定することになる。そのため、保険会社の訴訟に私も加わる形にするのだ。
最大のメリットは、得られる賠償額が大きくなることだ。
1.訴訟での賠償額より人身傷害保険金額は小さいので、その差額にあたる部分が得られる可能性がある。
2.訴訟の場合、相手から弁護士費用と遅延損害金を追加できる場合がほとんど。
3.保険会社の訴訟に加わるので、弁護士費用等が発生しない。弁護士費用は訴訟額の20%程度にはなるのが普通。
4.紛争処理センターでの解決の場合訴訟費用が発生しないが、弁護士費用や遅延損害金がない。また、予約を取って自分で何度もセンターへ足を運び、論証する必要がある。担当弁護士により有利な解決とならない可能性もある。
2.の遅延損害金は年5%なので、バカにならない。たとえば300万円の訴訟でも、年間15万円になる。4年ならなんと65万円。弁護士費用は訴訟額の10%程度で30万円。合わせて95万円にもなる
デメリットは時間がかかることと訴訟証拠資料の手間。後者については作成済み。
思うような過失割合にならなかったとしても訴訟費用が発生しないので、最悪のケースでも人身傷害保険分は確実に残り、訴訟費用で赤字になることはない。
**
金銭的な部分以外のメリットもある。
通常の訴訟では相手への請求額と人身傷害保険額の差額を請求する。たとえ過失割合が不利でもこの差額を埋めることが可能であることが多いので、人傷先行で訴訟を起こす場合、弁護士は過失割合にこだわらないことが多い。場合によっては適当なところで調停決着にしてしまう。
一方、保険会社としては過失割合を有利にして相手からとらないとならない。そのため保険会社の弁護士は何が何でも勝ちに行く。
このため、市中の弁護士に依頼するのと違い、今回の事故に関する証拠を重ねて提出し、事故の内容を明らかにして司法判断を仰げるメリットがある(市中の弁護士を使うと、総損害金と人傷でカバーされる分の差額を得られる程度にしか取り組まないので、事実の解明にもこだわらない)。
また、今回のケースでは人身傷害保険からかなり引き出せているので訴訟請求額が少ない。このようなケースでは報酬額が小さくなるので市中の弁護士は引き受けたがらない。そのため解決方法に紛センしか選べなかった。
**
今回の事故ではかなり勉強し、自賠責保険で保険会社の妨害に負けずに後遺症等級認定を得る方法の検討、保険会社の言いなりにならない本来の損害額の算定、保険会社への交渉の方法・圧力のかけ方、法的手段の取り方、発生費用等々検討して最良と思われるところにたどり着くことができた。
加害者の証言すら無視して自社に有利な事故状況をでっち上げ、交渉ではなく一方的な賠償額の通知しかしてこない保険会社に事故状況を確認させることがまず課題であった。
保険会社は監督官庁の絡みで苦情には確実に処理をしなくてはならないことから苦情窓口にクレームを入れ、ようやく加害者の証言内容資料を提出させ、交渉のテーブルに着かせるところまでは来た。
ところがその処理に当たっていた担当上司が異動し、新上司は交渉約束を破棄して協力弁護士に委任。その協力弁護士は交渉ではなく通知しかしない。保険会社の単純な計算ミスも認めず間違った数字をごり押しするなどで全く話にならない状況であった。
その協力弁護士も事故状況の確認をしようとせず、過失割合5:5を提案。調停機関を使いたいとも通知してきたが、日弁連の調停では紛センより不利な内容になるので受けられない内容であった。
もっとも、当初より人傷先行紛センまたは訴訟での解決を決めていたので、相手との交渉は資料提出させるところまでで十分であったが。
Posted at 2012/12/22 10:28:33 | |
トラックバック(0) |
事故関係 | クルマ
2012年12月19日
輸出企業の都合ばかりで円安が叫ばれるが、行きすぎると経済が麻痺しかねない。
たとえば、ガソリン代。
仮にドル円が80円でレギュラーが1L135円で、対ドルでのガソリン価格が不変だったとすると
85円……143円
90円……152円
95円……160円
100円……169円
105円……177円
110円……186円
120円になると何と203円。
また高速ががらがらになるどころではない。原油価格はあらゆる物にのしかかる。
円安になれば他国通貨が相対的に強くなるので、日本国内にある物の価値が下がり、安く買われてしまうことになる。
その結果、企業買収が次々に起こる……たとえば中国企業に次々に買収されていくような事態が起こる。
輸出品価格が下がり輸出企業が価格競争力を得たと思ったら、製品じゃなくて企業そのものが買われてしまうかも知れないわけだ。
Posted at 2012/12/19 15:05:04 | |
トラックバック(0) |
ひとりごと | クルマ
2012年12月19日
徹夜が続いたが何とか採点も終わり、学期末処理に目処が付いてきた。今回も返却日の朝までかかった。
交通事故の後遺症で耳鳴りや首(頭)の痛みがあるが、寝不足や体調が悪いと悪化する。集中力もなくなるし、結構しんどい。
普通の1.5倍のコマ数(2~4種類の教科)をもち、毎回複数のテストを作成(2~4種類)し、400~500枚の採点。同時に他のこともやっているので、相当に無理のある状況が続いてきた。平日1週間の睡眠時間が合計で4~5時間なんてこともよくある。老けるはずだ。
他の教科だと、1年間に1~2回のテスト作成、毎回100枚程度の採点だったりもするので、私の現職での内容はコストパフォーマンスが非常に悪い。
おまけに元々負担が高くミスの発生率が高くなりがちな上に他の人と授業を組んでいない場合チェックをする相手がいないのでミスの発覚率は断然に高くなる。さらに毎回複数のテストがあるので目立ってしまう。「いつもミスしている」かの如く言われてしまう。
こういう無茶なはたらきかたは体にも精神にも大変よくないし、いつまでも続けられるものでもない。それは若いときから思っていたのだが。
最近、もう若くはないと実感することが多い。肌も衰えてきたし、白髪も髪の毛のみならずあちこち。あまり本気で頭を使う仕事でもないのでこの仕事だけだと頭も衰える。
自分が培ってきた能力も知識も技術もほとんど使えないので鈍る一方。
このままただ老いるわけには行かないとよく思う。
Posted at 2012/12/19 05:07:00 | |
トラックバック(0) |
ひとりごと | 日記
2012年12月16日
「自民党には風は吹いていない。民主党、新党がダメすぎた。」
自分の実感と同じことを、何と小泉新次郎が言っていたのには驚いた。
自民党が今の問題を作ったことを明言。
超若手がまともなら、すこしは期待できるのではあるが。
(maa,watashi ha shinjinai kedo)
Posted at 2012/12/16 21:46:05 | |
トラックバック(0) |
ひとりごと | 日記