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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2013年11月10日 イイね!

バイオリンの弓:フェルナンブーコの木目

 バイオリンの弓は、強く弾力がある木材が使われるが、その中での主流は、ブラジルあたりに生育するマメ科のブラジルウッドである。そのうち弓につかわれるものは特にフェルナンブーコと業界では呼ばれている。万年筆などでも使われることがある。

 強いオレンジの色を持っていて、もともと染料として使われたとか。

 この材が弓に最適と言うことで乱獲されたため、現在ではワシントン条約で保護されている。そのため輸出入が規制され、高価になっている。

 低価格の弓は、ブラジルウッドと表記されている。しかし冒頭に書いたように、本来ブラジルウッド(ブラジルボク)とフェルナンブーコは同じものであって、弓によい心材部分を特にフェルナンブーコと通称で呼んでいるらしい。

 独特な縞模様があると言うが、あまり写真を見ないので載せておく。



 これは国内弓メーカー、アルシェのPE1001というフェルナンブーコを使った比較的低価格の弓の木目だ。

 廉価なブラジルウッドと記載されているものでも縞模様が見られるものがあるが、ここまでくっきりと全面にはない。いいところを採った端材と考えれば理解しやすいように思う。端材だから安価で、特性は比較的近いので廉価な弓に使われると。

 ただ、超高級な弓は見たことがないので、どんな木目になっているのか興味がある。

  

 
Posted at 2013/11/10 23:27:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 楽器 | 日記
2013年11月10日 イイね!

いくつかの有名ブランドのピアノを弾いて

 最近たくさんの楽器を弾き比べている。スタインウエイのハンブルグとNY、ベーゼンドルファーの戦前のものから現代のものまで、ベヒシュタインの中古と新品、ファッィオリ等々。

 その中で、世界三大メーカーの一つ、ドイツ・ベヒシュタインの廉価ブランドであるホフマンを弾いた。

 音はまあ悪くないが、弾くととてつもなくレスポンスが悪い。指に音が少し遅れるような感覚。まるでいっこく堂状態。これはいけない。

 複数のホフマンが同じ傾向だったので、そういう風に作られているのだろうか。この状態でよくベヒシュタイングループの名を冠するものだと思ってしまった。某輸入楽器業者で枯れ果ててしまった中古のシンメルを弾いたときぐらいの衝撃だ。

 以前はチェコの別メーカーのOEMだったのだが、それを解消してベヒ設計でチェコの工場で製作する今のものになっているようだ。以前のものは違和感のない楽器だったのだが。

 廉価なだけにそれなりになるようにしているのだろうか。あるいは単純に調整不足? 一つの店だけで弾いているので、これだけでは評価はできないが。

 とりあえずこれなら国内メーカー品の方が納得するレスポンスを持っているようだ。
 なんて書いていると、また訴えるとか言われそうだが。

 **

 三大ピアノの一つ、オーストリアのベーゼンドルファーと言えば木質な音のピアノとして知られている。ところがスタインウエイが大成功し、金管楽器的な派手な音作りがピアノの標準となってしまった中で、ベーゼンドルファーは日陰の存在になってしまった。そんな中で音にも改革が行われたようだった。

 ここで弾いたベーゼンドルファーの現代のモデルは、以前の木質な音に金属的な音のおまけがついている感覚で鳴っていた。それがいいのか悪いのか判断に苦しむが、スタインに近づけるならあえてベーゼンを選ぶ理由が薄くなるなあと思うのだが。これは現代のベヒシュタインにも言える。

 ヤマハが買収してなんとか存続しているメーカーではあるが、なかなか厳しい立ち位置にある。

 伝統を持たないが故に身が軽いのはFAZIOLIの強みだ。FAZIOLIは自由に音作りをデザインでき、それが故にスタイン以上を目指せる。

 **

 チェコのペトロフの新型グランドも弾いた。高音セクションに手が加えられてアリコートが追加されている。しかもFAZIOLIのようなチューニングできるタイプだ。
 よく調整されたペトロフは軽く弾きやすいし、音もよく鳴る。そうでないと少し重かったりばらばらな印象のものもある。調整次第で結構印象が違うような気がする。
 問題の高音についてはきらびやかになったが、ベーゼンやベヒと同じくそれがよいのかどうか悩むところではある。以前のようなおとなしくも金属的な色がのっている感じも、昔の楽器の良さと通じて悪くない。特に室内で弾く楽器としてはよい性格だ。
 以前の音とあえて変えて他と似たような音になるなら他のブランドを買ってもいいわけだ。廉価でよい材料だと一部で人気があった楽器だが、今のペトロフは以前より異常に高くなってしまった。もはや価格では同じチェコ製のホフマンなど旧東欧系のメーカー製は比較対象でなくなった。その値段であえてこの楽器を選ぶ理由があるかどうか? 自分なら選ばない。

 **

 スタインウエイ設計で、カワイが製造するボストンは、特に家庭サイズの178では低音が鳴らないイメージが強い。ピアノを買ったときに候補に入れたが真っ先に外したブランドだ。ところが結構時間が経ったものでは低音が出るようになってくるものがあるらしい。意外に普通だったので驚いた。
 モデルチェンジもしているので新品も弾き比べてみるとよいが、中古があったら意外によいかも知れない。日本製なので値段もこなれているし。

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 ピアノは、よくわかっている人にとっては中古が狙い目だ。値段がまったく違う。それだけ中古の買い取り価格が安いと言うことなのだが。つまり、ほとんどのピアノに財産価値は求められない。1000万円の某社のフルコンが、数十万円で引き取られていったというのもよくある話。
 そこに行くとスタインは中古が高い。財産価値ならスタインウエイしか選べない。

 ピアノの価格は、そのプライスリーダーであるスタインが毎年値上げを続けるので異常な値段になっている。高すぎて売れないので、日本製や中国製の廉価ブランドを作ったりする。ドイツメーカーも中国製の部品や中身のほとんどが中国製みたいなものを売るようになっているようだ。
 ヤマハなんかも異常に高くなったので東南アジアに工場を作って廉価版を売るようになっている。そのためラインナップがものすごく複雑になったようだ。

 デフレでも無謀な値上げを続けた歪みがあちこちに出ている感じがする。

 内外価格差もひどいし、そもそも需要が少ないので売れないし。

 中古の良いものを探すのが一番健全な気がする。


追記:
 バイオリンについてはイタリア製至上主義は異常。投機で価値以上に持ち上げられた経緯もあって訳の分からないものになっている。
 ただ、安くてよいチェコや中国などで作られるものがあって、変な舶来価格になっていないのは健全かも。



Posted at 2013/11/10 19:12:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 楽器 | 日記
2013年11月10日 イイね!

バイオリンは指向性が強いと思っていたが……

 先週のイベントの裏だったのでみられなかったNHKスペシャルの録画をようやく見た。

『至高のバイオリン ストラディヴァリウスの謎』

というバイオリンの番組。未だ誰も超えることができないストラディバリ製作の楽器と、それを追う人々を紹介した番組。

 個人的には、おそらく意外にシンプルな経験則がそれを支えているのだろうと思っていて、ニスなんかじゃなく、制作時のちょっとしたことが効いているのだろうと思っていた。

 明らかになってきたシンプルな方法の一つが、板を叩いたときの音がどこでも均一になるように板の厚みを調整すること。木材は不均一な材料なので当然だと私は思っていたのだが、ストラディバリウスコピーを寸法から忠実に再現しようとするとそう言う発想にはならなかったらしい。

 
 近所のバイオリン好きの人とのやり取りでも出てきたのだが、究極の姿をストラディヴァリウスに求めすぎて、そこから踏み出した方向がないこと。もしかしたらそう言う方向の方がストラディバリウスを超える楽器にたどり着けるのではないかという気がするのだが。もっとも新たな形を探るとなれば試行錯誤は相当なものを必要とするだろうが。

 **

 番組の中で取り上げていた楽器が出す音の指向性の話。まるで初めて明らかになったかのようなことを言っていたが、自分は当たり前のことだと思っていた。
(無響室での、指向性の測定の様子)
 というのは、バイオリンをステージで弾いてもらうと、明らかに向きによって聞こえ方が異なるし、演奏者自身もこういう音が飛ぶ方向、指向性があるとかと言っていた。

 しかし、番組で紹介した研究に依れば、ストラディバリウスでは指向性が強いが、他のモダン楽器では均一に音が出ているという。

 自分が接したステージでは皆がストラディバリウスを弾いていたと言うことなのか?

 実は、自分の手持ちの楽器でも指向性を意識していた。例の山形の旧家から出たノンラベルの楽器は、極めて指向性が強いのだ。
 高音の弦(e線)の音が弱いと思っていたが、壁に向かって弾くとまったく印象が異なっていた。そこで持ち方を変えてバイオリンに向かって耳を指板側にしたりテールピース側にしたりと移動させると明らかに音が違う。指板側に強い指向性があるのだ。まるでストラディバリウスだ。
 他の楽器ではそういうことがないので高い音が演奏者の耳にそのまま強く聞こえる。

 ノンラベル君、ただ者ではないのかも知れない。

Posted at 2013/11/10 17:41:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 楽器 | 日記
2013年11月10日 イイね!

もう日がくれた(ひとりごと)

 平日、睡眠時間が少ない状態でやっているので、その歪みが土日に来る。

 土曜日は何とか鞭打ってカーステを取り付けたが、今日は朝の地震でFBに速報を載せた後は二度寝、三度寝で午後1時過ぎになっていた。10時間以上は寝た計算になる。

 そうこうするうちに日が暮れてしまった。季節的に5時前にはもう暗くなる上に今日の天気では暗くなるのが早い。
 今年は暑い夏がいつまでも続くと思ったらころっと暖房が必要になるぐらいになってしまい、秋がほとんどなかった感じだ。なんか損をした気分だ。

 **

 ちょっと前の、精神的に悲観的になるローな状態から持ち直したが、やる気は今ひとつ。

 こう言うときはこもる仕事はせず、人に会ったり体を動かすのがリハビリ。

 よい刺激を受けると持ち直すことが多い。

 
追記:
 最近の金融市場はとてもやりにくい。日本株は狭いレンジだし、ドル円も狭いレンジ。レンジと思って決めうちしようにも、そろそろレンジを破ってもおかしくないのでそれもやりにくそう。
 そうかと思えばユーロは予想外の利下げで爆下げ。と思いきやするすると半値戻しするし。翌日また雇用統計で叩き込まれても戻してくるし。1.38つけて以降の方向は下のくせに戻しが大きくてやりにくそう。
 豪ドルもさんざん売り込まれてからの強い戻りで0.97(95円)付けてからは利食いで叩き込まれて方向感を失っているし。
 緩和マネーを背景に欧米株は異常に堅調で、一方の為替は最近儲からないので為替ファンドが解散したり。
 あんまり真剣に取り組むべき相場じゃないようだ。
Posted at 2013/11/10 17:21:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとりごと | 日記
2013年11月09日 イイね!

[SVX]カロッツェリアFH-780DVDをとりつけた

 中国製カーステではさんざんな目に遭ったが、今度はカロッツェリアのものにした。FH-780DVDと言う機種で、1年前の旧製品は今ひとつだったがモデルチェンジしてかなり使える機械になった模様。

 USBには対応しているがSDカードには対応していない点が残念。

 

 まだ取り付けただけだが例によってSVXの奥行きが狭いスペースに押し込むのは一苦労。実はネジのウケが壊れているのではめただけ。

 付けただけで日の目を見ていなかったバックカメラもようやく使えるようになった。

 ユーザーインターフェースはタッチパネルで分かりやすい。ボタンのイルミ色を自由に変えられる。プリセットで赤や緑などがあるが自分で色を作れるので、FL管の色に近づけることもできる。

 操作性はタッチパネル主体でボリュームなど一部はボタンがあり、悪くない。USBなどの音楽データ類はかなり使いやすいインターフェースになっているようだが、まだ接続していない。

 ただ、やはりオーディオ操作はタッチパネル主体だと危険。そこでリモコンを使うことにした。

 操作性の良さで好評のソニーのリモートコマンダーという有線リモコンがある。もちろんソニー製カーステ用だが、なんとそのままパイオニア(カロッツェリア)製カーステ/ナビでも使える。これをヤフオクで落札した。絶版人気商品だけに中古でも定価の倍ぐらいで落ちている。
 これがあればハンドルから画面を見ずに操作できる。

 まだハンドルには付けていないが、ちゃんと操作できることは確認した。

 
Posted at 2013/11/09 20:23:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | SVX | 日記

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「梅雨、日本周辺にしかない独特の気候なのだ。おかげで日本人は紫外線の影響を受けにくくなっているし。悪いことばかりではない。」
何シテル?   06/15 10:04
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