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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2014年04月29日 イイね!

新井素子

 新井素子さん。
 高校生で作家デビューし、その独特な文体が話題になった。SF作家でありながらコバルト文庫において多くの10代女性読者を獲得し、広い支持を得た。SFが主だがサイコホラーも手掛ける。長編からショートショートまで書く一方でライトなエッセイも多い。自身の結婚経験をベースにしたエッセイ的コメディ小説はテレビドラマ化もされている。映画、ラジオドラマ、マンガ、アニメーションなどになった作品も多い。残念ながら遅筆・寡作でも知られる。

 多分、40代以上の人で、特に女性、あるいはSF好きであれば出会ったことのある作家だと思う。
 自分も10代の頃かなり読みあさった。自分より若干上の世代が支持の中心であったかも知れない。
 軽妙で独特な一人称による読みやすい文体と奇想天外な展開に引かれていた一方で、女性心理の描き方が面白く、当時は女性の考え方を知る手がかりになるように思っていた。

 今思えばずいぶん独特な女性が描かれていたように思うし、彼女の独特な感性そのままのような心理描写なので、女性理解にはドンピシャではなかったかも知れない。ただ、コバルト文庫を通じての当時の10代少女たちの支持はかなり強かったようだ。

 極めて遅筆で、ながく新しい作品が書かれていなかったこともあり、かなりご無沙汰だった。

 しばらく前に、思い出したように未読だった、そもそも刊行されていることも知らなかった作品も含めいくつか買ってみた。

 年齢を重ねても見事なぐらい変わらない文体。主人公はの多くは作者の年齢に合わせて年齢が高くなっているのであるが、それをあまり意識できない。

 ただ、自分がそれをあの頃のように無邪気に受け入れて読めるかというと、残念ながらそうも行かなくなっている。
 長い時間の流れの中で様々な経験をし、成功した体験、つらい経験、嫌な経験をも積み重ね、感覚・感性が変わってしまった。物事の視点が大きく変わってしまった。

 悲しいことだが、いつまでもあの頃のようにはいられないのだ。

 当時から彼女の描く男性像には多少なりとも違和感があり、特に何度も描かれてきた男性的でなさ過ぎ、理解ありすぎる「旦那さん」像はどうも苦手だったが。

 それでも、まだ読んでいない近著、『イン・ザ・ヘブン』は読んでみようかと思っている。

 **

 彼女の文体は「新口語体」などとも言われ、喋り言葉をそのまま文にしたかのような言文一致体で、デビュー当時大変話題になったらしい。自分はその頃子どもだったこともあり、そうしたことを意識することなく受け入れていったのだが。
 クラスメートの女の子から氷室冴子の小説『さよならアルルカン』を読まされたが、「不安定な少女時代の苦悩」といったテーマ自体が重かったこともあっただろうが、若い女性作家の言文一致体でも文章が遙かに堅く感じた。新井素子の文体の読みやすさは圧倒的だった。
 似たスタイルの文体が広まっていき、今のライトノベル(ラノベ)につながる。

 今の若い子たちは新井素子作品を読んだらどう思うのだろう。

 最近いくつか新井素子作品が新装されて再販されている(『ひとめあなたに』など、多少手を加えているものもあるようだ)ようだが、話題性はあまりない様子。いくら表紙を今どきにしても、若い層の手に取られる機会はほとんどないのだろうな。

 最近新装になった、初期の作品のほぼ全ての根源である奇想天外なSF『…絶句』は、自分としてはかなり好きな作品。これのラジオドラマ(NHK-FM)で新井素子にはまっていった様に記憶している。
 この作品設定はかなり『涼宮ハルヒの憂鬱』に影響を与えているように見える。だからと言って今どきの「萌え」「ファンタジー的アクション」に慣れきった子たちには物足りないのかも知れないが。

  
『…絶句』は以下にアップロードされていた。

NHK-FM『ふたりの部屋』から『…絶句』
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2666239/videoExplorer

全話あるので、よかったらどうぞ。
(自分もカセットに録音したものがあるはずだが、久し振りに聞いて本当に懐かしかった)
2014年04月27日 イイね!

理研STAP細胞問題調査委員長の石井俊輔氏が辞任報道に喜ぶ人々がいる  追記あり

 理研STAP細胞問題調査委員長の石井俊輔氏が辞任という話で一部の人が喜んでいる。

 論文の実験データ、DNA断片の電気泳動の写真を切り貼りしていたことが指摘され、自身の論文でも本来単一画像で示すべきものを切り貼りしていることを認め、示しが付かないと言うことで調査委員長を辞任したらしい。

 この件はサイエンスライターの片瀬久美子氏のところに持ちこまれ、氏がブログで持ちこまれた検証データを公開している。

warblerの日記
石井俊輔氏が責任著者となっている論文に関する疑義を頂きました
http://d.hatena.ne.jp/warbler/20140424/1398320093


 実験ノートの公開もあって確かめられるが、単に比較しやすく加工したというものであるようだ。
 今日ではNatureなどで、単一画像ではなく比較のため加工した場合、誤解がないように線を入れ注釈をつける等のルールがあるも、当時はそうしたルールが明確ではなかったということが背景。今となってはルール違反になるが、故意による捏造や不正と言うほどのものではないだろう。
追記
 もしかするとそう単純ではないかも知れない。
 今後の追及待ち。
追記終わり

 一方の小保方論文の電気泳動画像は、T細胞由来のものに見せかけるために切り貼りして、その結果T細胞由来でも現れるはずの別の場所のバンドが現れていないという不自然なデータになっていることが指摘されている。データ改竄以外の何物でもない。

 しかし、見事に足をすくわれた感じだ。

 小保方氏の「STAP細胞作製200回以上成功しました」という思わぬ?発言で困っていた小保方弁護団にとっても、格好の弁護材料を提供した形になっている。
 根拠のない陰謀論を盲信し、科学的な検証を見もしないで小保方氏を盲信する人たちもまた、この件で攻撃のネタを得たと喜んでいる。

 一部の人たちの、リアルなドラマを見て興奮しているのみならず、ネタを見つけては中身も見ずに外野から罵声を浴びせているような様相は本当に嫌になる。科学的に検証している人たちを、陰謀論から匿名で罵倒し叩く人たちがいるのは、原発事故でもさんざん見せつけられた構図。

 そうした人たちの中には、純粋に陰謀を信じている人たちもいれば、中身はどうでもいいから誰かを叩くことで溜飲を下げている人もいるようだ。

 小保方氏のような研究を理解していない人が研究の世界にいることも、そういう人でも博士号を与えてしまう大学があることも、そんな人をユニットリーダーとして採用してしまうことも、愚にも付かなかったはずの論文をその分野のエースを共著者に揃えてお墨付きを与えてしまったことも、それを素直に受理したNatureも、割烹着だの訳のわからん視点でマスコミに売り込んだのも、何もかもがおかしい。
 話はすっかり芸能ニュース並みのネタになり、弁護士が出てきて研究とはまったく視点の違う闘争になり、科学的な話をせねばならないはずの本人が、科学コミュニティではなく一般大衆を相手に、科学と180度違う情に訴えて見せる。

 理研の検証と言っても論文を作成するに当たっての方法論的な問題追及であって、研究の中身の検証ではない上に、その委員長が不正疑惑で辞任とあってはなんとも間抜けなことになってしまった。

 最も重要な、STAP細胞の実在性については相変わらずなんのデータもないままだ。
 
 若山氏は、当初独自の検証を言っていたが、さすがにポケットマネーでの検証は資金的に無理だとして理研と組んでだが検証に向かっているようだ。理研の丹羽氏は1年かけて検証すると言う。

 STAP細胞はこれまで小保方氏抜きには一度も作製されていない。若山氏や学生らが作製したときも小保方氏がついて実験を行い、その後小保方氏抜きには一度も成功していないという。小保方氏抜きに作製できれば実在性には決着が付く。

 ただ、当時のキメラマウスのサンプルなどを検証しない限りは、丹羽氏が成功しても失敗しても、論文がたしかにSTAP細胞を作製し、そのデータを元に書かれたかどうかは分からない。
追記
 若山氏の持つSTAP細胞株がES細胞と判明し、小保方氏は若山氏のところですり替わったようなことを言いだしたから、キメラマウスについてはもはやこの議論は成り立たなくなったか。
追記終わり

 司法的な判断をされたところで科学的には何の意味もない。

追記
 小保方氏が、若山氏がキメラマウス作成に使ったSTAP細胞がES細胞だったのは、私は知らないことで、若山氏の研究室内でおきたことだと主張している件。疑惑だった点について決定的な証拠が判明すると今度は恩師に責任をかぶせているわけで、空恐ろしい。

 藤沢数希氏が指摘するように、未熟であることをさんざん主張して来たのは若山氏に全て責任転嫁するための策略だったのかも知れない。

 理研 笹井氏も、元理研で元小保方氏のボス 若山氏に責任がある様なことを言っている。「STAP現象は現在もっとも合理的な仮説として説明できるのではと思っている」「ESやほかの細胞の混入では説明がつかない。」とする笹井氏の会見もおかしげ。わかってて言っているのだろうな。

 

 
Posted at 2014/04/27 16:32:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとりごと | 日記
2014年04月27日 イイね!

牛乳の異物混入と新規開店の食べ物屋

京都の方で、メグミルクの給食用に提供された牛乳に異物が混入していたとか。

雪印メグミルク「微細な金属粉」 給食の牛乳異物問題

 京都府城陽市などの小学校で給食に提供された紙パック牛乳に異物が混入していた問題で、製造元の雪印メグミルク(東京)は21日、異物は微細な金属粉だったと明らかにした。

 雪印メグミルクによると、回収した異物を社内で分析し判明した。牛乳をパックに詰める際に使用するノズルから混入した可能性があるという。

 ほかにも繊維の一部や乳成分の焦げが見つかっており、混入の詳しい経緯を調査している。

 牛乳は雪印メグミルクの京都工場(京都府南丹市)と神戸工場(神戸市)で製造。同社は近く外部機関の分析内容とともに詳しい調査結果を公表する。
2014/04/21 12:07 【共同通信】


 この対応で大変ならしいが、カルシウムの供給源としての牛乳を代用するものはやはり乳製品と言うことでチーズなどを出しているようだ。


 さて、この異物混入で思い出したのが、新規開店の食べ物屋には行かない方がいいという話。建築関係・舞台設備の大手の会社の人が言っていたことだけれど。

 と言うのも、できたばかりの厨房には、できたばかりの機器・設備が入っている。あちこちに製作時の金属粉や異物が残っていて、食べ物に混入しやすいとか。実際、食べ物は分からないが、できたばかりの施設では、まあいろいろな初期の問題が起こりがち。

 食べ物に関してそういうことが実際に起こっているのかは確かめられないが、ただでさえ新規開店時はまだこなれていないため、サービス面でもいろいろなトラブルがありがち。特に食べ物となれば異物混入に限らずリスクはあるだろうし、健康への影響がありうると考えると避けたいリスクであろう。

「新しい食べ物屋ができたから行ってみよう」

と言うのは、あえてリスク冒しに行くことだと言うことになる。



Posted at 2014/04/27 12:27:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとりごと | 日記
2014年04月27日 イイね!

[SVX]SVXに交代

 ピアッツァからSVXに交代。

 しばらく放置だったSVXはバッテリーが上がっていたが、ピアッツァにつないでしばらく充電しただけで結構あっけなくセルが周り、エンジンがかかった。

 久々に眺め、乗るSVXはやはりいい車。
 これで燃費がよければと思うけれど。

 
Posted at 2014/04/27 00:17:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | SVX | 日記
2014年04月26日 イイね!

床屋がなくなっていた

 学生時代から実家に近い床屋に通っていたのだが、少し遠いのと、値上げが続いていたのとで近所の床屋を探していくようになっていた。

 隣の駅近くにあった床屋が比較的安くてカットもうまく、カットの記録を残していてそれを見てやってくれるのでいい感じだった。2度ほど行ったのだが、今日行ってみたら違う経営に変わっていた。
 カットの料金も前の店より少し高めな様子で、内容も分からないし、やめて帰ってきた。

 最近はカットだけの格安チェーン店が増え、旧来の理容店は厳しくなっているのかも知れない。

 なくなった床屋も近辺に3つ店を構えている、40年を超えて続けてきたある程度の規模の経営だったようだが、ホームページもなくなっていた。オーナーが亡くなったのか、経営に行き詰まったのか。何処かが経営を引きついだなら旧HPに案内ぐらい出すだろうからそういうことでもなさそう。居抜きで他の理容店に変わっているだけの様子。

 地元に格安カット店ができたものの、混んでいたし、一度行った限りでは安いだけあってあまり上手という感じもしなかったので、再度行きたいとも思わない。

 どうしたものか。

 実家の近所に戻すかなあ。しかし高いし。


追記
 ネットをググっても、なくなったお店に関することが何も出てこない。
 地元に根付いていたようだから誰かがブログに書いても良さそうなものだけど。

 そういう自分もお店の名前や駅名などを載せていないので、検索では引っかからないが。
Posted at 2014/04/26 16:18:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとりごと | 日記

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「梅雨、日本周辺にしかない独特の気候なのだ。おかげで日本人は紫外線の影響を受けにくくなっているし。悪いことばかりではない。」
何シテル?   06/15 10:04
愛車 黄色いピアッツァのHP http://piazza.ciao.jp/piazza_web/index.html ↑プロバイダーを変更して再開! ...
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