ディーラーから部品が届いたとの連絡があり、行ってみた。
部品は樹脂製だった。
フロントマンは言葉を濁しながら話をするのだが、ディーラーの認識としては
・チェックを複数名で行っているから、外した部品をつけ忘れることは考えられない。
・最初からついていなかったのではないか。
だと言う。
しかし
・自然に2つの部品が完全に脱落することは考えられない。
・何度も下から見ているのでカバーがあったことは確認している。
・構造的にエンジンやミッションの脱着を行わないとカバーを取り外すことは出来ないように思われる。
・これまでにミッションやエンジンの脱着は行っていない。仮に脱着をしていれば欠陥部品であるオイルセパレーターカバーを交換しているはずだ。
・仮についていなかったとすればスバル工場のラインをでたときからなかったとしか考えられない。
・マニュアル手順ではカバー脱着が含まれており、手順に従っていればついていなければ確認できているはずであるし、つけ忘れていることも確認できたはずだ。
ここでディーラー側が譲歩案を出してきた。
・ついていなければその部品を必要パーツリストに入れなければならなかったので、この点はミスである。
・交換工賃は負担するが、部品代は本来請求するはずのものであったので負担して欲しい。
(あくまで最初からついていなかったという前提である点に注意)
こちらからすれば作業ミスで部品をつけ忘れ、それを認めずにごねているのだからふざけるな、と言う話である。双方共に証拠を提示できないのではあるが。
ただ、ここで声を荒げて見ても仕方が無い。論理的にはどう考えても作業ミスとしか考えられないと指摘し、
部品代の半分の負担で手を打つことにした。
樹脂パーツであるからオイルまみれになっていたので、劣化はあり得る。大した価格ではないのでここで交換する選択もあったかも知れない。そう考えることにした。
部品代はスバルカード5%割引を含めて約5000円。その半分の負担である。
若いフロントマン氏としては板挟みで可哀想に思ってあまりシビアな追及はしなかったが、こういう態度が正しいのかどうかはよく分からない。
もう二度と来ないつもりで毅然とした態度に出た方がよかったのかも知れない。
少なくとも、ディーラー側が物理的にあり得ないことを主張している事実は納得がいくはずがない。
これまでの経験では、甘い顔をしていると大概なめられていい加減な仕事をされる。そういった事例は何度も経験している。
今回の件でのディーラーのミスは、これで2つめ。オルタネーター・パワステ系統のベルトテンショナーのナット締め付け忘れ。典型的なチェックミスだ。この時点でディーラーの言うチェック体制は極めて疑わしいと感じることに不合理性はない。
これ以上無いことを願う。
**
もう一度下回りを確認しないと分からないが、ミッション側カバーはボルト留めではなく挟み込むだけの構造のようなので、エンジンやミッション搭載状態でもつけられるのかも知れない。
明確にボルト留めであるエンジン側カバーをつけ忘れると、エンジン側カバーをボルト留めする相手がいない状態になるので、ミッション側が風圧で脱落する可能性もある。
ありうる話としては、エンジン側カバーをつけ忘れたか、ミッション側カバーとのボルト留めだけをしてエンジン本体とのボルト留めを忘れたためにカバーが脱落したパターンなのかも知れない。
あるいは、エンジン側のカバーが取り付け部から割れてフライホイールとぶつかることでばらばらになり、全体が脱落したか。
取り付け部から割れたなら、劣化していたパーツを再使用したために起きたと考えられるし、入庫以前に脱落していたならまさにあるべきものがないことについてのチェックミスである。
仮に、部品が割れて脱落したのであれば、
・ボルトを締めた時点でヒビを生じさせた可能性。
・カバーを外さずに脱着作業を行ったためにカバーにストレスをかけて破損させていた可能性。
がある。
仮に入庫以前に脱落していたのであれば、カバーがないことに気付いてしかるべきだろう。
取りあえず2016年に車検を通したときにはカバーは確実についていた。
Posted at 2017/10/20 16:11:04 | |
トラックバック(0) |
SVX | 日記