流石に190mmの丸のこはずっしり重い。
以前買った125mmの充電式丸のこは軽くて小回りが効く。勿論径が小さければ切れるものが限られるし、切り口もアラが出やすくなる。
そこは使い分けと言うことか。
そのC7MB4だが、ギアボックス内に623VVMというベアリングが使われている。特に問題無さそうだったので今回は交換を見送ったが、くぼみにはめ込まれていて、内径が6mmなので手持ちの内掛け式プーラーでは抜けない。そもそもこのサイズのプーラーを見かけない。おそらく何処かにはあるのだろうが。
使わずに抜くには逆側に穴をあけてポンチでたたき出すしかない。
メーカーではベアリングの部品設定をしているので、アセンブリ交換というわけではないのだろう。
海外には小径プーラーがある様だ。ラジコン用の小径プーラーもある様だが、見たところ完売。
どうしても抜きたいのなら、ベアリングを壊す前提で、折れボルトのエキストラクターで何とかなるかも知れないが。
あるいは自作?
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今回の丸のこは2011年12月製造。9年ほど使われたものだが、現場で使われてきたと思われるも、職人の持ち物ではなく会社の備品だったのだろう。
個人の持ち物だからといって大切に扱われるとは限らないが、自分のものでないとなると、扱いは雑になりがちだ。
モノタロウの定額修理サービスを使うと1万円ぐらい。もう9年使ったものだからら買い替えると言うことになるのかね。
今どきは多い電子制御タイプではない電気丸のこだが、パワーがあり評価はよいようだ。
実は中古でリョービの電子丸のこを考えていたのだが、7000円弱だったので手が出なかった。希にC7MB4が1万円ちょっとで買えることがあるからだ。
今回ジャンクで1000円だったので、日立の丸のこなら耐久性も高いし部品の入手も容易だからOKと、買ってみた。
まだカーボンブラシがないので最終的な回転チェックができないが、問題は無いはずだ。
なお、前回書いた以外の気になった部分は
・しつこい粉状の付着物
普通の木の切り粉ではない、樹脂や金属にしつこくくっつく非常に細かい粉がとりにくかった。
MDFを切るとこんな感じかも知れない。接着剤が多量に使われているので、木とは異なる粉が出るし、そもそも木の粉を接着剤で固めたものなので、細かい粉になりやすいかも。
以前のジャンクオービタルサンダーもMDFの粉っぽいものが多量に付着していて、これが熱で溶けてあちこちに張り付き、ベアリングをロックしてしまっていた。
・アーマチャーのコミンテーターの荒れ
単に変色しているだけでなく、ぼつぼつと穴が開いている。ブラシの不良で火花がバチバチ出る状態で使い続けていたのだろう。ホントひどい扱い方。
・断線した電源コードの処理
丸のこの刃に巻き込んだのだろう(危険)。扱い方がいい加減だったことが分かる。
補修のつなぎ方もいい加減で、銅線をよじるだけ。半田付けとか、カシメ金具での接続とかはしていない。同じ長さの部分でよじっているからショートの可能性もある。危険極まりない。引っ張っても抜けないように強化に紐をいれてビニールテープで巻いてあった。
本体近くなので切り詰めて修理した。電源ケーブルを痛めるのは大体本体すぐ近くなので、切り詰め対応で間に合うことが多い。本機の場合5mもあるし。
ケースはそれほど高くないので、交換してしまいたい気分。でもまあ使用に支障はないし。
今回外装の痛みのワリには交換部品はほとんどないので、手に持って使う機会が多いようなら、換えてもいいかも。
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190mmの丸のこの出番はあるのかと言うと、実はあまりない。
小回りの効く充電125mm、比較的軽く使いやすいAC147mm、厚物も切れる216mmスライド丸のこがあるので、厚いものを切らねばならないことがない限り、手に持って使う事は無さそうだ。
ただ、多くの動画を見ると、丸のこ台がかなり便利に使われているので、仕込むつもりで買ったのだ。スライド丸のこは基本、材に対して直角に切るものだが、丸のこ台は平行にも切れる。用途が異なるのであると便利なのだ。
※なお、216mmのスライド丸のこは幅300mmの板を切れるので、小物製作ならほとんどこれで間に合う。
Posted at 2020/09/23 12:44:42 | |
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