昨日、地元の頼まれ仕事をやっていたが、世間話的にCOVID-19のことを尋ねてみた。
職場関係で陽性者が出ていたりするかどうかを尋ねたのだが、よく分からないという。そもそも仕事がほとんどテレワークになっていて、出社していないらしい。なるほど、それでは会社を通じては広まりにくいし、情報もわかりにくい。
そのひとは、ほとんどが大人の食事の際の感染だと信じているようだった。
なるほど、テレワークが定着している業界ではそういう認識になりやすいか。
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8月に日本では感染が拡大したが、はっきりした理由が分からないまま一旦拡大が収まった。
実は、あれは学校の夏休みとちょうど重なる。学校に子供が集まらないことで感染が広がらなくなった可能性があるのだ。接触が減ったために一旦抑制がかかったがその後また広がり始めているのが今と言うことなのだろう。学校内での子供の行動を見ていると、休み時間には子供がマスクもせずダンゴになり、部活で濃厚接触しているので、これで感染が広がらないというのは無理がある。
子供は感染しにくいと言うが感染しないわけではなく、感染しても症状が現れにくい。感染すれば周囲にウイルスを撒いてしまう。
今、家庭での感染が増えていると言うが、家庭にウイルスを持ちこんでいるのは子供である可能性がある。
学校で陽性者が出ても、PCR検査はごく限られた範囲でしか行われていないので、ノーマークのまま不顕性で広がっている可能性がある。
抗体検査を併用すると、これまでの想定より広い範囲で、子供に感染が広がっていることがわかるかもしれない。
教員は日頃から子供たちから多くの抗原の暴露を受けていて、加えて通勤時の暴露もあり、普通の会社員より多くの抗体を持っている可能性がある。
私も流石にノロウイルスにはやられたが、インフルエンザにはほとんどかかっておらず、ウイルス感染の典型的症状が現れても極短い(数時間と言うことも)で消退する。寝込むことはほとんどない。他の教員もあまり感染症にかからない。
抗原に対する直接の抗体ができているだけでなく、交叉免疫もかなりはたらいている可能性がある。だからと言って感染はしているのでウイルスを排出している時期がないわけではない。
SARS-CoV-2についても、教員が不顕性感染で広めている可能性がある。
不顕性が多いながら感染力が非常に強く、致死率もそこそこあり、目立った症状がなくても後遺症が深刻なCOVID-19を蔓延させる可能性を考えると学校は真っ先に休校して行動制限をかけた方がいいと思われる。
公立は勿論私立中高もふくめ学校関係者はお上の命令には唯々諾々と従う傾向が強く、文科省の号令でソーシャルディスタンスの距離を緩和したり、行事を再開させたりしているが、それで感染が広がる要因になっていたとしても政府は決して責任は認めない。認めたところで責任を真に取れるはずもない。どうかすると現場に責任を転嫁しかねないのが今の政府だ。
もっと自分で考えて行動せよ、といいたい。
Posted at 2020/11/16 05:23:34 | |
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