ブレーキホースが届いたので降臨側から作業を始めた。
BMW 320i(E90)の場合、ブレーキホースは6本ある。リアはインナーとアウターに分かれている。
フロントはマスターシリンダーから近いのでブレーキパイプが短くて済むが、リアは長いのでどうしても分割で作らざるを得ず、間にホースが来る構造になっているようだ。
アウター側はタイヤハウス内なので非常に簡単だが、インナーはE90の場合とんでもない所についている。
ホースの一端はもぐれば外せるが、もう一端はひどく狭いところにあり、普通のフレアナットレンチなど入らないどころか手すらキビシイ。
調べてみると、ブレーキホースを交換するといいながらアウターしか換えてない例が多数。インナーは業者に任せている例もあった。日本の動画やブログではインナーを換えているものがパッと調べた範囲では見つけられなかった。
海外でもこのあたりは曖昧なもの動画しか見つけられなかった。
まーさんガレージでもリアはアウターしか交換していなかった。
ただ、クローフットレンチがあると外せるらしいと書いてあるものがあり、11mmなどという日本車ではあり得ないサイズのクローフットレンチを持っているはずもなく、アストロに行くと単品では見つけられなかった。
どうせ他の持ってないサイズも外車をいじると必要になるので、アプリインストール登録20%割引でクローフットレンチセットを買ってしまった。はあっ。
これを試してみたが、下からエクステンションを使って回そうとするが、懐が短めなので車両の金具にかかって使いにくい。格闘の末、何とかゆるめることはできた。
懐が長めのクローフットレンチがあると良いのだが、調べたらめちゃ高い。
しかし、外すためにフレアナットを回すのが至難の業。手前にあるパイプは容易に動かせることが分かり、何とか手を突っ込んで手前側は指で回すことができた。
奥側は硬くて指では回らない。あれこれやるうち、クローフットレンチをはめて指で動かせばいけることに気付いた。
これで何とかインナーホースを外すことができた。
ピアッツァのインナーホースは簡単だったんだけれどなあ。
問題は取り付けである。ホースの金具にフレアナットを正しい角度で突っ込み回すためには両手でコントロールすることが必須。しかし、何とか指が届く程度の狭さなので困難を極めた。
もぐって上と下から手を入れてなんとかねじ込み、クローフットレンチである程度回し、硬くなってからは短めのスパナで上から回す。最期はフレアナットレンチで少しトルクをかけて留めた。
この作業にかなりの時間がかかってしまった。
あとはフロントであるが、現物を合わせてみて、痛恨の発注ミス発覚。
同じE90用だが、少し短いのだ。部品番号で互換性があることになっていたのだが、どうも下位互換であるらしい。
LCI(後期型)では34306790550が車体番号から出てくるパーツ番号だ。
誤発注したのは325iLCIで使われている34306767458だ。
(もし必要な方がいたら連絡下さい。少し安くお譲りします)
注文し直しである。
炎天下に作業をし続けて、疲れているんだろうなあ。
Posted at 2022/08/26 11:12:28 | |
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BMW 320i(E90) | 日記