うちには14.4V版のマキタクリーナーがあり、便利に使っているが、18Vのものをもう一台欲しいなと思っていた。
ヤフオクを見ると、外観はほぼ新同品だがジャンクで出ているものがあった。
問題は
・モーターは回るが、吸引力がほとんどない。
とのこと。
期待よりやや高くなってしまったが落札でき、今日届いた。
問題をチェックすると、モーターの軸とファンをつなぐ部分が削れて破壊されており、ファンが全く回らない状態だった。
ファンのアクリルが粉になってあちこちに入り込んでいた。
何かを吸い込ませて絡まり、軸だけが回ってしまったのかも知れないが、過負荷になると保護回路がはたらくのでよくわからない。
最初から軸周りに不良があって空回りをはじめてしまったのかも知れない。
取りあえず清掃し、ファンの状況を確認して対応を考える。
↑ 軸周辺の樹脂が削れてゆるゆる。裏側は溶けていた。
↑ アクリルが削れて内部は粉だらけ
試しにエポキシパテで軸周囲を固めてみるが、完全に中心に固定できず、回すとファンケースに当たるのでこの方法は諦めた。
ファンの純正部品は、安いところで300円ほどから買えるので安くて確実だ。
ただし、モーター軸から真鍮金具を抜くのが難しく、圧入するのが難しいので、普通はアセンブリ交換(部品代2000円ちょっと)をする。私は意地でもファンのみ交換で安く上げたい。
樹脂をほじくってなんとかファンの樹脂部をモーター軸から取り外した。次に軸から真鍮の固定部品を取りのぞかなくてはならない。
手持ちのちいさなアーマチャーベアリングプーラーでも軸が太すぎて抜けない。
ミニ四駆用などのピニオンギアを抜くプーラーもあるが、けっこう高い。Aliexpressでは安いものもあるが時間がかかる(同じものはアマゾンでも見かけた)。ミニ四駆改造用にクランプ等を改造して自作する人もいるようだが、そんなに時間をかけたくない。
今回は部品をバイスグリップで固定し、ピンポンチで軸を叩いて抜いた。
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実家に行く途中で、近所の金物店に部品を頼んでおいた。マキタの営業さんがいて、部品番号が分かっているので発注用の端末を見ないまま直接部品を確認しておらったが、若い人でいまいち通じていない。ファンとモーターのアセンブリのイメージしかないらしかった。
このお店ははじめてだが、部品代はいくらになるのだろう…。
なお、街の小さな金物店はホームセンターに圧されて経営は厳しいかと思うが、意外に必ずしもそうでもないらしい。
地元を優先して発注する公営施設関係の注文が来るし、掛け売り(後払い)ができるので業者にとっては都合がいいらしい。
Posted at 2022/11/01 16:13:48 | |
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修理・レストア | 日記