史上2番目の下げ幅だそうだが、史上最高値を付けてからバンバン売られてきた。
要因もちろん円高と米国株安だが、それが起こる事を承知で投機筋は呼び水に円売り日本株買いを仕掛けていたのだ。煽ってバカな連中が飛びついたところで利食って突き落とす。
円売りは金利差が縮小しているにもかかわらず執拗に行われ、投機筋の円売りポジションは過去最高水準に達していた。そろそろ利食ってもおかしくない場面で神田財務官の見事な介入。決して投機は容赦しないという断固たる姿勢を見せ、162円手前でダブルトップのチャート形状をつくらせ、叩き落とした。
日本当局の断固たる姿勢で、円安を囃してきた投機筋も方向転換。利食いに動き始めた。
一方、米国の経済は政府による補助金で好景気を演出し、雇用統計を粉飾することで好景気が継続しているかのように思わせてきたが、きちんと統計を見ている人間にはそれが毎度大きく修正されていることで見せかけに過ぎないことを知っていた。
補助金インフレへの対応で金利を上げてきたが、高金利は支払い不能や新規ローンの困難を引き起こし、景気は悪化していく。
金融機関の破綻も起きており、あきらかな景気悪化の徴候が現れていた。
いずれ近いうちにリセッションは起きると予想できていた。しかもソフトではなくハードなランディングになる可能性が高い。米国発の恐慌がやってくる。
だからこそ煽って買わせて売り浴びせる。
米国とドルは大きく信頼を失っていくだろう。世界はもう基軸通貨としてドルを必要としていないし、おおきな世界の変化が起きている中で、米国をはじめとするいわゆる先進国は後退していくことになるだろう。
そうしたことが見えていたにもかかわらず、日本政府は新NISAで投資をあおり、日本国民は米国の景気と株高の下支えをさせられていたのだ。
自分のわずかな分散投資、親の株や分散投資は、これから起きる大きな下落に巻き込まれる前にほぼ全て利食ってある。
落ちるときはあっという間だ。
理由がはっきりしない暴騰は暴落のサイン。まさに日本株がそうだった。米国株も、異常な過熱ぶりだった。
相場の格言にある。
「
頭と尻尾はくれてやれ。」
暴騰の利益は得られなかったが、暴落の損失は避けられた。
追記:
米国株は利下げを受けて買い上げられる場面があるかも知れないが、それは利食いの最後のチャンス。その後にあるのは暴落。
Posted at 2024/08/02 19:46:55 | |
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