今日も午前中仕事で、午後も他人のミスのおかげで居残りで無給の仕事をやる羽目になり(しかもこの若造、ミスを謝らないばかりか、誤魔化す方法ばかり考える)、やっと帰ってきた。
外壁塗装見積の説明を受けたので取りあえず実家に入り、母と話をしながら状況確認と見積の説明などし、簡単に夕飯を作って母と食べ、この所殆ど寝てない日が続いていたのでそのまま実家のソファーで寝てしまった。
そうこうしているうちに、名古屋から車に乗って兄が来た。
目が覚めてこちらはスッキリしている。
なんやかやしているうちに時計の針は深夜の12時を回り、私は仕事をしなくてはならないので自宅に帰ると何度か言ってみた。
と言うのも、実家は道路の行き止まりのどん詰まりにあり、私の車の後ろに兄が車を置いたので、兄が車を動かさないと帰れない。
ところが兄はソファーにどっかと腰を下ろし目をつぶったまま、動こうとしない。
そうかと思うとまた会話をはじめる。
そんなことが何度か続き、ようやく動いたかと思うと、
「なんで来ないんだ。もう3回も玄関まで行っているのにいつも来ない!」
と怒り出す。
「は?」
おもわず、何を言っているんだと呆気にとられる。
あなたは今、初めて席を立ったんだが。
***
ソファで兄はたびたびうとうとと眠っていた。
どうも、彼は夢の中では何度も車を動かしに玄関まで行っては、その度に私がついて来ないと怒っていたらしい。
そもそも彼には外に出たくない理由がいくつもあった。
・眠い。長時間運転で疲れているし、既に深夜。
・外に出ると蚊に刺されるから嫌。
・砂利道には草がたくさん生えていて、車に行くときに雨で濡れていて足に触って嫌。
・弟のために動きたくない。
2番目、3番目は明言すらしている。特に2番目は何度も。
こうしたことが動くことへの心理的抵抗になっていたようだ。
私が3度目に帰ると言うと、今度は意識はあったものの、母に「Yuhが帰っちゃうよ?いいの?寂しくなるよ?」などと余計なことを言って引き留めさせようとする。
また、壁のキーをかける部分が壊れているとか関係のないことを言い出し、時間稼ぎをした。
これも強い心理的抵抗感からのようだ。
彼は、嫌だと思いながらも動かさないといけないので、夢の中で自分は動かしに行っていて、それにも関わらず弟がついて来ないことにして、弟に責任をかぶせて現実と自分の抵抗感に折り合いを付けていたらしい。
考えてみればいい。
動かすときに、私が金魚の糞のように直後をついていかなくてはならない理由はない。
いつもするように道路の反対側の端に止めればよい。今回そうしなかった理由として
「排気筒が焼けているから、端に置くと草に当たって燃えるかもしれないから」だったので、すでに冷えているから何の支障もない。
私が止めていた位置に動かすとしても、自分がまず動かさないとならないのは確定的な事実で、ついて来ないから玄関から出ず、車を動かさないというのは道理に合わない。
自分はソファーで寝ていたのに何度も車を動かしに行ったという事実に合わないことを指摘したところで、怒り出して面倒なことにしかならないので、知らん顔をしてやり過ごした。スルー力を発揮するのがイチバンだ。
こんなことは、普通は笑い話。
実はこの後にも面倒なことがあったのだが。
Posted at 2024/09/22 03:27:35 | |
トラックバック(0) |
ひとりごと | 日記