ここのところの母は急激に自分のことができなくなっている。
食事を取ったことを忘れてしまい、食事をしたあとでカップ麺を見るとお湯を入れはじめてしまう。
そのくせ、薬はいくらでも飲み忘れる。
昨日から、食事と服薬のチェックシートを書くようにしたのだが、朝だけは自分で書いたが、昼にはもう書いていない。目の前にあっても目に入らない。面倒なことは一切意識の外に追いやっている。
このままでは食事も服薬もまともにできそうにないので、実家から通勤することにせざるを得ない。
現在は週の半分以上を実家で過ごして母の面倒を見て、、早朝に自宅に戻って出勤する生活が続いているが、この負担が高すぎる。
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同居するとなると、自宅にいる頻度はかなり減ってしまう。
取りあえず駐車場は解約することにしよう。金銭的にも助かるし。
通勤時間は20分ほど長くなる。1時間40分ぐらいになりそうだ。しかも最寄りの駅まで徒歩20分。体への負担が明らかに増えてしまう。
母が要介護の認定を受けて施設に入所するまでは実家で家族が面倒を見ることになる。
今のところは要支援1で、これは右手橈骨頚部骨折+独り暮らしで認定されたもので、体に大きな不自由なく日常生活ができている現在、大腿骨頸部骨折では要支援認定すらは取れそうにない。
今後は体を壊さない限り、認知症での要介護認定がなされるほどの進行がない限り、自宅で家族を中心に介護するしかない。要支援1では受けられるサービスが極端に少ない。
兄家族は西宮と名古屋にいてまったくノータッチ。金銭的なものを含めて両親の面倒を見ている私への支援は一切ない。すべてを私がやっている。そのために仕事の制限も受けてしまっているし、ここ4〜5年ほど自分のプライベートはほぼなくなっている。
こういう高負担を一人で引き受け続けるのは無理がある。
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このままでは金融機関から口座凍結を食らったとき、母の資産は一切動かせなくなる。
そこで家族信託をしようと考えていた。
ところが、大和証券や三井住友信託では3000万円以上の入金と士業者による契約書の作成および公正証書化が必要になり、費用は最低でも60万円を超える。
オリックス証券の家族信託では17万円程度で済むらしいが、それでも額が大きい。
基本的に、家族信託のメリットが大きいのは、不動産を売って介護費用を捻出したり、事業の継続などで利益を生み出す場合である。金融取引で短期間に60万円以上の出費をペイするような運用はなかなか難しく、証券会社の人からはオススメしないと言われた。
その代わりにドル建ての一時払い終身生命保険を進められたが、ドル建ては利率が高くともリスクが大変に高い。米国・世界の経済や金融の崩壊が秒読みな段階で手を出すべきではない。そもそも元本保証のない保険に大きな額を入れるのも得策ではない。
そこで先日も投稿したように、「予約型代理人サービス」の登録を行うことにした。
これまでも口座管理の代理人を決めることができたが、これはあくまで本人が健全で、入院等で窓口に来れない場合の代理人である。なので、口座凍結対策にはならない。
予約型代理人サービスでは認知症・口座凍結対策が想定されているので認知症診断後に資金管理が委ねられる。
で、本日はこの登録と、口座整理のため、銀行2行の口座解約を行う。そのために仕事を休んでいる。
もう薬が切れるので、処方箋をもらいに内科へも連れて行く。
Posted at 2025/02/26 08:11:28 | |
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