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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2025年02月16日 イイね!

【顕微鏡】BH-2 UMAを修理できるか?

 ジャンク顕微鏡についていたBH-2 UMAはプリズムや結像レンズが入っている部分だけが残っていて、後の絞りやレンズが入っている部分が破損して失われていた。

 この部分は構造的にぶつけて破損することが多いらしく、破損したものがヤフオクに出ていることが時々あるらしい。

 たまたま出ていたので落札してみた。
 中身は2種のしぼりとレンズ数枚。これだけでもまともに買ったらかなり高価。壊れていないBH-2 UMAはヤフオクでも数万する。

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 右の大きなものが今回落札したユニット。

 左のものが手持ちの金属顕微鏡側に残っていた破損部。これをくっつけることができればラッキー。

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 似たような形に割れているので、合わせてみたが微妙に合わない(笑)。

 削って正確に位置合わせをして結合させる必要がある。

 治具をつくって合わせるとかしないといけないかも。


Posted at 2025/02/16 07:16:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 顕微鏡 | 日記
2025年02月09日 イイね!

【顕微鏡】BH-2 + CH-2 = ?

 BH-2ベースの金属顕微鏡は、透過照明やコンデンサーがなく、普通の透過顕微鏡としては使えない。

 落射照明は破壊されていて、そのままではどうにもならない。

 ただし、付属のBH-2 UMAという落射照明用のしぼりやコンデンサーを内蔵し、フィルター類を取り付けられるユニットは、落射照明を鏡筒に導くキューブ部分を使うと有限遠補償光学系を無限遠補償光学系に変更することができる。これだけでもあれば、CH-2を一段ランクアップできる。具体的には鏡筒とレボルバーの間にユニットを追加できる。

 金属顕微鏡の対物レンズは通常のRMS規格より太いものが使われていてCH-2に流用できないものと思い込んでいたが、実は古い製品はRMSなのだった。なので、CH-2に移植して無限遠の対物レンズと結像レンズで無限遠補償光学系の顕微鏡として使用できるようになった。

 なお、金属顕微鏡の対物レンズは

×4  MDPlan
×10 MDPlan
×20 MDPlan
×40 MSPlan
×100 MDPlan

がついていたが、×20は歪んでいるらしく結像しなかった。

 ×40はおそらく壊れたので交換したのだろう。

 アクロマートは青と赤の色収差補正、Planで加えて周辺の歪みの補正が入っているので、金属顕微鏡のレンズでCH-2のE アクロマートレンズより写真撮影に向いたレンズになる。アクロマートは観察用だ。

 実際にみてみると、顕微鏡の破壊の惨状に比して、レンズは悪くない感じがする。

***

 金属顕微鏡のステージはもちろんメカニカルステージでXY方向につまみで動かせるが、金属を乗せて観察する関係で、生物顕微鏡より大きくできている。
 このステージにもダメージがあった。
 がたつきがあったので分解して修正しようとしたが、レールが歪んでいることがわかった。
 何か大きな力がかかったようだ。

 多分顕微鏡を倒したのだろう。その際にBH-2 UMA バーチカルユニバーサルイルミネーターが根元から折れ、レンズも壊したのかもしれない。

 取りあえず歪んでいるレールはハンマーで叩いて直した。これでスムーズにガタつきなくステージが動くようになった。まあ、これを使う事があるかどうかはわからないのだが。

***

 BH-2 UMAの壊れた光導入部分にフラッシュライトをあてがってやると、物体表面が観察できる。
 接眼レンズを介してiPhone13のカメラを使ってコリメート撮影してみた。
 レンズは対物はMDPlan ×10、接眼は×10の広視野タイプで100倍になる。最大は1000倍までドライのままいける。
 手持ちの実体顕微鏡では接眼に×20レンズを使っても70倍なので届かない世界だ。

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 これは500円硬貨の500の文字の中の隠し文字で、NIPPONのPである。
 普通の透過型顕微鏡では金属などの光を通さない物体は観察できない。コインの表面の観察は落射照明ならではである。
 ただ、フラッシュライトではPWMで点滅しているのでシャッタースピードが速いと縞模様がでてしまう。
 別のライトに変えて拡散光で撮ったのが上の写真だが、LEDの発光部の周りにある黄色い色が見えてしまっている。
 BH-2 UMA自体を本来の形に直してやらないと、うまく落射照明が機能しないようだ。
 このあたりは何とかしたい。



追記:
 透過光 コリメートで400倍を撮影。
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 部分は違うけれど、前に撮ったE A40のレンズでの撮影がこれ↓。
 しぼりや光量が違うけれど、解像度はどうだろ。

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 とは言え、コリメート撮影するためのアダプタもなしの手持ちなので、ピント合わせっすらままならない。
Posted at 2025/02/09 19:59:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 顕微鏡 | 日記
2025年02月05日 イイね!

【顕微鏡】BHシリーズ用の三眼鏡筒を付ける

 オリンパス CH-2には上位機種のBH-2の鏡筒を付けることができる。
 BH-2はBHの鏡筒と互換性があるそうなので、BH,BH-2と互換性があることになる。

 で、ヤフオクでいかにもジャンクなBH-2 UMA(正確にはこれは落射照明用のイルミネーターの型番)という金属顕微鏡がでていた。

 三眼鏡筒にCマウント+αがついているのでほしいが、金属顕微鏡の落射照明ユニットが何か似ぶつけたか何かでもぎ取られている状態。金属を扱う工場にあったもののようで、扱いがよかったようには見えない。

 これはカンペキにジャンクであることを覚悟してライバルと争っていた。
 結果落札できたが、思いの外高くついてしまった。

 BH(BH-2)とはいえ一般の顕微鏡とはかなり構成が違う。ステージも形状が違うし、下から当てる照明もない。鏡筒の下にある落射照明ユニットがないと見えないのだ。

 各部を清掃してみたが、三眼鏡筒の光路選択部(接眼レンズ、カメラ+レンズ、カメラの3切り換え)が動かない。そもそも、選択するための棒(ノブ)が動かない。

 分解していると、何かをぶつけた衝撃でノブがおれただけでなく、内部にも大きな力がかかったようで、スライド部がおかしくなっていた。
 内部には節度を出すボールが転がっていた。これは分解時に落ちたものか衝撃によるものか。おそらく後者。
 もっと分解し、スライド機構を分解してボールをはめ戻すことで、ちゃんと機能するようになった。
 折れたノブは、はまっているネジを取り除くことが困難なため、棒にダイスでねじを切り、ナットをはめてねじを取り付けて仮修復した。そのうち、もっと見た目をよくする。

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 内部はスライド部がずれたせいでプリズムにも破損が生じていた。幸い、観察には支障がない。

***

 金属顕微鏡は落射の光路確保のためにか、対物レンズも太くなっている。普通のレンズより取り付け部の径が太くて互換性がない。
 また用途のためか接眼レンズも広視野のものがついている。右のレンズには見たことがないタイプのミクロメーターがはめ込まれていた。これは邪魔なので外したい。

 落射照明がないと使い物にならないが、LEDライトを壊れた部分に充てて見てみるると、ちゃんと見える。ただ、レンズを切り替えたときにひどくピントがずれるのはおかしい。普通はそういう設計はしない。
 また、x40一本だけレンズが他と違う。おそらく壊したか何かで買い替えたのだろう。
 x100は油浸レンズではないのが生物顕微鏡と違う。

 接眼レンズは汚れていたがカビなどはなく、観察には支障がないようだ。

 本体はいずれ落射照明を工夫することにして。

 取りあえず実家に持っていってCH-2に鏡筒を付けて機能チェックだ。

***

 CH-2の方は、照度ダイヤルの軸が折れていたが、これを修復し、機能するようにした。

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 鏡筒を付けてみると、きちんと取り付けられた。本当に互換性があった。

 肉眼で観察すると、大きな問題はなさそうに思える。


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 Cマウントに取り付けられているのはOLYMPUS CAMEDIAシリーズ用のアダプター。
 ハードオフなどでジャンクでよく転がっているコンパクトデジタルカメラだそうで、見かけたら買ってみようかな。

 このマウントにキャノンeosのFEマウントとソニーEマウントのアダプターを付けて写真を撮れるようにする。

 ソニーNEXで試してみると、実体顕微鏡に付けているときと同じくケラレてしまう。
 センサーとの位置関係がよくないようで、CAMEDIA用のアダプターの筒部分を外してCマウントとカメラの間に入れてみるとケラレが少なくなり像が写る。

 Cマウントの部分に長い筒を入れてやるとよいようだ。




追記:
 BH-2 UMAという落射照明ユニットは、今付いているものだけでもこれを使うと無限遠補正光学系で顕微鏡を使えるようになるそうだ。
 もっとも、そのためにはレンズも無限遠用に交換する必要があり、金属顕微鏡のレボルバーごと移植する必要がある。

追記:
 金属顕微鏡は、ステージに横方向の衝撃が加わってレールにゆがみが生じていたり、×20の対物レンズがゆがみ?で使えなくなっていたりした。
 顕微鏡を倒す、何かをぶつけるなどのことがあった様子。
 金属を扱う工場で使っていたようで、×20,×40ぐらいを中心に使っていた様子。
 ×40は一つグレードが落ちるものに買い替えられていた。おそらく壊したのだろう。
 取りあえず、修復が効いている部分が多い。
 使えない、失われているのは
・×20対物レンズ(歪んでいるらしくまともに結像しない。めっちゃ高い)
・BH-2 UMA 落射投光器の後部分
 ステージは変形を修正し調整した。
 三眼鏡筒は何とか使えそう。

 落射専用で使うか、BH-2の本体を安く買って普通の顕微鏡としても使えるようにするか。Dplanのレンズがついたものがあったらほしい。
Posted at 2025/02/05 19:56:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 顕微鏡 | 日記
2025年02月03日 イイね!

【顕微鏡】オリンパスCH-2を手に入れた!

 私は研究室時代、細胞形態学の研究室にいて、顕微鏡を使って研究をしていた。光学機器とは相性が良く、顕微鏡も早くからかなり使いこなせていた。

 今の職場では一応顕微鏡を使えるが、生徒用のものはもう話にならないぐらいひどい。教員用のはいいのがあるけれど、ほとんどが生徒が見つけられない観察対象をボロボロの顕微鏡で探し出すというめちゃくちゃストレスのたまることをやらされている。ものすごくよいグレードの顕微鏡なのに中高生にボロボロにされていて、しかも管理もまともにされておらず、ミクロメーターにピントが合わないし(接眼レンズの棚が押し込まれている)、レンズも痛んでいてひどく解像度が悪いし、ピントが合わないし、反射鏡もグラグラで機能しないし。

 そんなことの繰り返しの中、自分専用のいい顕微鏡が欲しいなあと思っていた。

 先日、小さなものを見ながらの作業や観察用にメルカリでNIKONの状態のいい現役製品の実体顕微鏡を買ったのだが(結構痛い出費になった)、実体を買うなら普通の顕微鏡も欲しいと思っていろいろ見始めて、ジャンク価格のオリンパス CH-2を買ってみた。
 ジャンク価格なのでレンズのかびぐらいは覚悟していたが、ところがどっこい、大当たり!
 レンズは厳重に大きな乾燥剤で保管されていたらしく、極めていい状態。

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 照明の調整ダイヤルが壊れていたけれど、こんなものは簡単に直せる。

 学生時代に慣れた機種(だと思う)で、とてもなじむ感じ。
 よく研究室などで使っているものだが高級機種ではない。
 とは言え、本来の価格は目が飛び出る価格だ。

 いい買い物で、ちょっと幸せ気分だ。


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 何故か肝臓?の連続切片のプレパラートがついていた。
 観察像をコリメート撮影してみた。
 
Posted at 2025/02/03 20:39:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 顕微鏡 | 日記
2025年02月02日 イイね!

パルスオキシメーターの修理

 父親が肺気腫で酸素飽和度のモニタリングが重要になり、かつ新型コロナが広がりはじめ肺の状態のモニタリングが必要になったため、いくつかパルスオキシメーターを買った。

 そのうち、父親用に買ったドリテックのものは医療機器としての承認を受けているものだが、安価に型中国製のものはそうではなかった。ただ、有機ディスプレイで表示が綺麗、かつ情報が多いことから自宅ではなく実家に置いて使い続けていた。

 その中国製のパルスオキシメーターが電源を入れても指をはさもうとすると電源が落ちるという症状を示すようになった。

 外から見て、本体側基板と電池ボックス兼計測用LEDがある側をつなぐフラットケーブルのハンダ付け部がちぎれかけているのだろうと推察。
 早速分解してみた。

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 写真は、指に当たる部分のゴムを取り除き分解した状態。
 予想通りフラットケーブルがちぎれていた。

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 まずはハンダ付けできるように、保護のシリコンを取り除く。

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 フラットケーブルの残骸を取り除き、フラットケーブルを剥く。

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 ハンダ付け。

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 つながっていることをテスターでチェックし、仮組み立てして電池を入れて動作を確認。


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 無事修理完了。

 まあ、構造上いずれまたちぎれそうだけど。


Posted at 2025/02/02 09:31:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 修理・レストア | 日記

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「梅雨、日本周辺にしかない独特の気候なのだ。おかげで日本人は紫外線の影響を受けにくくなっているし。悪いことばかりではない。」
何シテル?   06/15 10:04
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