今日ご紹介する1台は本日の福岡店の作業からVWのゴルフⅦです。
異形パネルの純正ナビオーディオを使って、フロンスピーカーの交換とドア防振の作業を行い音質アップを図りました。
このナビオーディオはCDやSDの挿入口がグローブボックス内にあって、パワーアンプはこの後ろに付いています。
後ろが狭いためにアンプからのケーブルはサイドまでひいて行ってグローブボックス下のピュアコンに送ります。
今回はドアスピーカーを交換するので同時にドアに通っているスピーカーコードをピュアディオブランドのPSTケーブルを通します。
ケーブルを通したら16センチの純正スピーカーの位置にインナーバッフルを製作して13センチサイズのJBLのP560のミッドを取り付けます。
スピーカーの上の方に銀色の金属部分が見えますが、これは上半分にスピーカーのマグネットが濡れない様に半円のドームが作ってあるからです。
音質アップは当然の事、スピーカーの使える年数を伸ばす工夫もしています。
ドアの鉄板裏とサービスホールのプラスチックとドアポケットの内側の3カ所にベーシック防振の施工がしてありますが、今回はそれにプラスして内貼り裏のプラスチック部分にセメントコーティングが施工してあります。
手作業で厚い部分と薄い部分を作り、更に規則性を持たせない事で振動が通過するのを防いでいます。
ツイーターはダッシュ上にJBLのP560のツイーターをスタンドを使って角度を付けてセットしています。
ドアスピーカーが純正の16センチからJBLの13センチにサイズを絞って中音域が濃くなったので通常よりはややツイーターの周波数レンジを狭く設定しています。
全ての組み立てが終ったらバス・ミッド・トレブルの3トーンで音を調整します。
フラットでも十分聴けるのですが、調整用CDを何枚か入れ替えてエージングを兼ねて1クリックだけですが何度も設定を変えて聴き比べながら音を整えました。
ゴルフⅦのお客様は福岡県のお隣の大分県からわざわざお越頂きました。
遠方からのご来店ありがとうございました。
追伸
先日あるメーカーの方と話す機会があって、その時に「ゴルフⅦのスピーカーをトレードインに交換したら前よりも音が悪くなりました。」と言われていました。
「ゴルフⅦのスピーカーはかなり音がいいですよね。」と言われましたが、純正にしてはかなりマグネットが大きな物が付いています。
ツイーター位置はグリルのヌケが悪く横を向いているのでここにツイーターを付ければ能率は悪く、ツイーターとミッドがバラバラに聴こえてまとまりが無かったそうです。
ネジ位置が合ってただマウントするだけではいい音が出ないというのを証明した様な話で、それなりのユニットとツボを押さえたパッシブネットワークが無いと音質アップ出来ないんだなと思いました。
ブログ一覧 |
カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
Posted at
2015/06/07 17:20:54