今日ご紹介する1台は本日の宇部店の作業からスバルのレヴォーグです。
カロッツェリアの楽ナビが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けとベーシック防振の施工を行ないました。
ベーシックですからドアの16センチスピーカーはそのまま使用して・・
ダッシュ上の中高音用のスコーカーはハイパスフィルターを取り外し、ピュアコンのパーツでダイレクトに音域コントロールを行なって中域のみの再生にします。
その上にスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25を取り付けて高音を再生してフロント3WAY化にして高音質にする予定でしたが・・
スコーカーが付いている所のグリルを外したらカロッツェリアのトレードインスピーカーのツイーターが入っていました。
まさかと思ってドアを開けてスピーカーを見たら! カロッツェリアのTS-C1720Aの馬鹿でかいマグネットのミッドが付いているではありませんか!
どうも受注した人間が純正常態かというのを聞き忘れて、純正のつもりで取り付けにかかったらビックリという事です。
そこでデモカーのスバルXVから純正スピーカーを一時的に取り外して対応しようと思ったら・・
昨日イベントから帰って来たのをそのまま代車に出してそれもありません。
それならリアドアの16センチを前に持って来てフロントのミッドを後ろに回して、とりあえず2WAYで鳴らして後からスコーカーを取り付けようという事になりました。
しかしリアドアのユニットもカロッツェリアのコアキシャルのトレードインに交換してあって、完全に手立てを失いました。
もう覚悟を決めてトレードインのミッドはそのまま使用してベーシックパッケージにする事にしました。
万が一全くマッチングが取れなかった時の事も考えてベーシック防振は後に回して、その時は防振をせずにJBLのGXシリーズの16センチでも入れてマッチングを取るつもりでした。
ピュアディオツイーターとTS-C1720Aの組み合わせはもちろん初めてで、ピュアコンのパーツを可能な限り交換して音を追い込みました。
棚にある数百種類のコイルを何度も交換して、普通は使わないけれど何かの時に必要かもしれないと念のために巻いていたコイルでピーク点で、ここからは何度交換しても悪くなっても良くなる事はありませんでした。
イコライザーもあれこれ調整してトレードインのミッドの薄い所をカバーしましたが、お客様がお持ちのCDが自分が何回かお会いした事のある女性ボーカリストの方の物で、やはりいくら出来が良くても生声とはちょっと違っていました。
スペアナデーターも入庫時に比べたらいいグラフが出ていましたが、自分的には今ひとつ納得出来ない音でした。
夕方お客様がれヴォーグを取りに来られた時に自分がその女性ボーカルの方と写っている」写真を見せて、「出来れば純正に戻して3WAYで鳴らしたいのですが。」とお話したところ、そんなにカロッツェリアのスピーカーに執着している訳ではないというお話でしたので後日フロントは純正に戻す事になりました。
大手メーカーの製品を信じておられる方からしたら「そんな訳は無いだろう!」と思われて読まれている事でしょうが、自分はいままで数多くのボーカリストや演奏者に会って生の声や生の楽器の音を聴いているので、クセが付いているスピーカーの音がどうも耳になじみません。
今日は時間がかかりましたが、トレードインスピーカーのどこが限界なのかを知る機会を得ました。
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Posted at
2015/06/15 20:17:52