札幌での仕事二日目です。
来る途中で飛行機の中で退屈しないようにと今話題の又吉直樹さん著の火花を買っていました。
本屋さんでは人気だとあって2冊しか残っておらず、自分がレジを済ましてポップの前を通ったら最後の1冊が無くなっていました。
内容は芸人のハチャメチャな生き方で、自由に生きているようで要領が悪く、変なこだわりから若手にどんどん抜かれていくという内容で、読んでいくうちに90年代に潰れたカーオーディオ専門店のオーナーの顔が次々に頭の中に浮かび辛くなりました。
「あそこで生き方を変えていれば店を継続できたのに。」とその時代とリンクしながらハラハラドキドキしながら読んでいましたが、途中で話の流れがワンパターンになって少し刺激が無くなりました。
しかし退屈させたのはフェイクか、最後の最後でどんでん返しがあり、やっぱり人間って不幸になっても考えが変わらないのかと虚しさが残りました。
その虚しさが文学というものかも知れませんが、この話題の作品が気になった方は是非お読み下さい。
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Posted at
2015/08/15 09:26:42