今日ご紹介する1台は先日の宇部店の作業から日産のデイズです。
日産純正のオレンジのスイッチのナビオーディオ付きの状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けとベーシック防振のい施工を行ないました。
デイズのドアスピーカーはドアの中ほどにあり、普通の位置よりはかなり中高音が耳に入って来ます。
その分低音域が薄く聴こえてしまうので、まずはドアの外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合せて音のエネルギーが外に漏れない様にして低音を豊かにします。
そして純正ではドアスピーカーの上限を何もしなくてフルレンジで鳴らしている部分にコイルを入れて中高音に制限をかけて、低音に重みを出すのとツイーターと同じ音域が重なるのを防ぎます。
ダッシュの上に付いているガラスの方を向いている純正ツイーターは鳴らさない様にして、スタンドを使って角度を付けたピュアディオブランドのATX-25を取り付けました。
グローブボックス下に仕込むピュアコンは同じ形式のデイズをデモカーで買って実験しているので、デモカーと同じ値を入れればパーフェクトです。
ただ付いているナビオーディオは違っていて、ナビによって音のクセに差があるのでそこはイコライザー調整で差を埋めないとといけません。
デイズの音が出た時は自分は福岡店にいて、どうもイコライザーの調整のツボがつかめないから帰ってきて欲しいという事だったので、途中休憩せずに1時間40分かけて宇部店へ移動しました。
ツボがつかめない理由は3つあって、1つは日産のナビで動かす周波数とグラフにズレがあるモデルで、頭の中で「グラフィックで見える位置と動いている周波数は違う!」とイメージしておかないと上手く行きません。
2番目にATX-25のツイーターは最初は音が固くてレベルが強く、鳴らしていると段々滑らかになって来るので、早い時点では低音が足らなく聴こえるのが徐々に低音が増えて来た様に聴こえて、先に十分鳴らしていないとツボが掴み難くなります。
3番目にデイズでこのナビオーディオにベーシックパッケージとベーシック防振のWパッケージを装着した場合にエージングが進行するとフラットが一番いいポイントになり、「どんなに合わせてもフラットよりも良くならない?」と電話して来ていたのでした。
宇部店に戻るまで2時間弱鳴らしていたので何度合わせてもフラットが一番滑らかな音になっていて、同じオレンジのスイッチの日産純正のナビもモデルも何モデル化あって音のクセが違うので、「前のナビの時にはこんなはずではなかった。」と宇部店で大騒ぎしていました。
同じ日産純正のナビでも末尾の数字が1違うと音のクセが全く違う事があります。
自分が聴いて何度合わせてもこの組み合わせでは一番フラットが音がいいと分かり、無事デイズはお客様に納車出来ました。
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Posted at
2015/11/04 10:43:35