今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業からトヨタのプリウスです。
カロッツェリアの楽ナビを装着した状態で入庫となって・・
JBLの25ミリ外ドームツイーターを使ったベーシックパッケージを取り付けて頂いていました。
その後数回入庫して頂いて、ドア内のフル防振やインナー取り付けでJBLのP560のミッドの取り付けを経て、アウタースラントのバッフルを製作して頂いて、一通りのシステムアップは完結していました。
ここから先に進む道はアンプ別体のサブウーファーを取り付けるか、ドアスピーカーをZSPシリーズに交換するかのどちらかになるのですが、今回はドアスピーカーをZSP-LTD15に交換する事になりました。
スピーカー径とネジ位置はP560と全く同じで、ターミナルの形状が違うのでそこを取り替えて、ドアにマウントしたら作業は終わりに見えますが・・
実はスピーカーの特性が変わるので、グローブボックス下のピュアコンの仕様を変えないといけません。
P560に比べて上も下も周波数レンジが伸びて、特に上の周波数は完全にこれまでのツイーター音域の下の方に重なって来て、ツイーターのレンジをやや狭くして全体のバランスを取りました。
ツイーターのレンジを狭くする事で荒い音が無くなり、中音域から高音域にかけて艶が増して聴こえます。
またZSPシリーズはストロークが最初から大きく取ってあるので、ローエンドを取り付け条件に合わせて制限を付けないといけなくて、何度もパーツを交換して広過ぎず狭過ぎずの絶妙な周波数レンジの調整を行いました。
ピュアコンのパーツ交換で音を追い込んで、それでも調整出来ない音域の微妙なレベル調整をイコライザーを使って行います。
スピーカーを交換する作業の時間に比べて音を追い込む時間の方がはるかに多くかかり、フロント2WAYのシンプルな構成ながら、スタジオのモニタースピーカーの様な小気味良い生音っぽいサウンドに仕上がりました。
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Posted at
2016/11/10 10:18:36