今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、トヨタのピクシスJOYです。
ダイハツのキャストの双子車で、キャストは自社で開発車両を持っています。
カロッツェリアの楽ナビを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工のWパッケージの社業を行ないました。
作業はまずインパネ回りをマスキングして、楽ナビを一度取り外して、裏から音信号を直接取り出します。
取り出した信号はグローブボックス下に送り、ピュアコンを通した後に純正配線に戻すケーブルと、左右のツイーターに送るケーブルの合計6本引きます。
これはまだ右のツイーターのケーブルが来ていないので5本ですが、ピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプがナビ裏に行き来で2本で、左右のツイーターには高音域重視の設計の物をはわせています。
ツイーターからは細いリード線が出ていて、それが内張り裏に入った所でPSTケーブルに変えています。
ツイーターはピュアディオブランドのATX-25で、スタンドを使って仰角・振り角を付けているので、ピラーの純正ツイーターの位置に比べたら指向性の良いゾーンでリスナーは音楽を聴く事が出来ます。
また車体の鉄板から離す事によって、ツイーターの小型で強力なマグネットの磁力線が曲がらない様にしていて、滑らかな音が再生出来る様にしています。
このATX-25ツイーターを発売する時に同時に、ツイーター音域重視のPSTケーブルも同時に発売して、この2つをセットでパッケージ化した事により、最高のコストパフォーマンスを実現しました。
グローブボックス下にはMDF板を敷いて、その上にキャスト&ピクシスJOY専用設計のピュアコンを取り付けて、ベーシックパッケージの取り付けは終わりました。
この板も最初は直付けからベニア板・普通の木目がある板から最終的に木を一度粉にして固めたMDF板に変わって、硬さが均等で変な響きが無く、その中での比重が高い材質が一番音が良かったので、もう20年以上この方法で取り付けています。
続いてドアの内張りと防水シートを外して、外板裏にベーシック防振の施工を行ないます。
外板の裏は何も貼ってなくて残響が残り、外からのロードノイズも入りやすい状態です。
内張り裏には吸音フェルトが貼ってあって、この部分が一番ノイズが強いという事ですね。
片ドア合計8枚のマットとメタルを貼り合わせて響きを抑えますが、一番残響の多い部分には四角いマット1枚と丸いマット2枚と、ゴールドのメタル1枚で幅広い周波数jの響きを抑えています。
内張りを組み付けたら全ての作業は終わりで、こらから音調整に入ります。
ベーシックパッケージを取り付けると音の解像度が上がるので、最初は分からなかったイコライザーのパッケージされているフラットと、カスタムの状態でのフラットの音の差がハッキリと分かる様になります。
機種によってどちらが良いかは異なりますが、この楽ナビではカスタムのフラットの方が音がスッキリしていて、そこからスタートして数ヶ所1クリックづつ調整して、音を追い込みました。
ピクシスJOYと双子のピュアディオのデモカーのキャストは11月にサウンドナビから楽ナビにシステム変更していて・・
今回のピクシスJOYと全く同じシステムとなっています。
この組み合わせは音とコストのバランスが良くて、音もこれみよがしではなくて自然なので、最高のコストパフォーマンスと言っていいでしょう。
音の調整が終わったら車両を外に出して、ゲリラ豪雨を想定した雨漏りチェックを行なって、問題なければ納車の準備に入ります。
本当はお客様にご挨拶して、音の感想などもお聞きしかかったのですが、宇部店で閉店までに調整を終わらせないといけない車両があり、全てのテストが完了した時点で福岡店を出発しました。
後で福岡店に電話したら、お客様は音の出来には満足されていたそうで、安心しました。
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