今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、トヨタのラクティスです。
カロッツェリアの楽ナビを装着した状態で入庫となって、スピーカーの取り付けと、ドア防振の作業などを行いました。
まずはドアの内張りを外して、外板裏の何も貼ってない場所に防振マットと防振メタルを貼り合せます。
マットの形と材質と貼り位置はある規則があって、材料は少なくても効果が大きく、ドアが重たくならずに、ブジルゴムの響きで低音の量は増えても本来の音以外が加わる事もありません。
今回は静粛性アップのためにリアドアにもベーシック防振の施工を加えています。
フロントドアの内張りは広い範囲に吸音フェルトが貼ってあって、ロードノイズが入りやすいと分かります。
一度フェルトを外して、下処理を行なった後にセメントコーティングを行ないました。
最初は青みがかったコーティング材も、乾燥して来ると化学変化で茶色がかってきてカチッと心地良い響きになり、トードノイズの進入を防ぎ、断熱性もアップします。
JBLのGX600Cのミッドを取り付けて、周りにシール材を貼り付けてから内張りを組み付けます。
ツイーターは以前にベーシックパッケージで購入されたJBLのP560のツイーターをそのまま使用します。
ラクティスのスピーカー位置はリスナーの耳の位置からかなり下の方にあるので、ピュアコンのコイルの画数はかなり少なめの物でマッチングを取ります。
コイルは機械巻きしてある物を序徐々に解く方法と、空のボビンに一から巻いて行く方法があって、今回使ったコイルは一から巻いて行きました。
巻き数が少ない場合は輸入物の銅の純度がかなり高い銅線を使って巻いて、上から下に下りて、また下から上に上がってと巻き上げて行く時に、締め付けの強さと折り返しの時のターンの良し悪しで同じ長さの銅線を巻いても得られるインダクタンスが違って、少ない長さで最大にインダクタンスが取れるのが良いコイルになります。
自分が中学生から高校生の時にアマチュア無線を趣味にしていて、短いアンテナで遠くに電波を飛ばすために手作業でコイルを巻いていて、その時に得た『良いコイル』の概念が今のコイル巻の基本になっいます。
最後に楽ナビのイコライザー調整を行って音を整えて、「今の楽ナビは以前のサイバーナビと同じ性能になっているな。」と思いながら調整を行っていました。
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