今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、先代のマツダのロードスターです。
電動のリトラクタブルハードトップのRHTです。
ケンウッドのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付けと、ドア防振の作業と、ドアスピーカーの交換を行いました。
2日前にご紹介した先代ロードスターのBOSE仕様の内貼りと全く同じサイズの2WAYのグリルですが、中身は楕円のミッドと通常のツイーターになっていました。
純正スピーカーを取り外して、外板裏にベーシック防振の施工を行い、車内からPSTケーブルをひいて来ました。
プラスチックのインナーパネルには金属シートを貼り付けて鳴きを止めて、切り口にシール材を塗って将来の剥がれを防いでいます。
この手の防振はブジルゴムの表面に金属が貼ってある物が使用されますが、ピュアディオの考えは逆転の発想で、柔らかい物の上に金属ではなくて、金属を直接プラスチックに貼り付けて、柔らかい物を周囲に使う様にして効果を高めています。
純正のドアスピーカーはJBLのGX600Cのミッドに交換しました。
ドアの純正ツイーターは使用せずに、ダッシュにピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取付けて2WAY構成としています。
ケンウッドのナビオーディオからの音信号はグローブボックス下に取付けたピュアコンに送り、ミッドとツイーターに分配しますが、通常4ピース構成のピュアコンをオプションを加えて6ピース構成としています。
ブログ掲載は白い宇部店のロードスターが先でしたが、ピュアコンの値の探り出しはこちらを先に行っていて、あれこれパーツを交換してマッチングを探って、丁度良い値が見つかった後に宇部店のロードスターに同じ値を取付けました。
ロードスターのミッドの位置は他の車種よりもドライバーの耳に近くて、上限周波数の音が余分に耳に入ってしまうので、通常のGX600Cのミッドを使う時よりは巻き数を多くして、上の音を抑えてバランスを取りました。
小さい巻のコイルは一から手作業で巻いていて、普通は使わない巻き数のコイルを巻いては試して、足りなかったらまた一から巻いてを繰り返して、マッチングが合ったコイルと同じ物をもう一個作って宇部店で使用しました。
ピュアコンのマッチングと同時にケンウッドのナビオーディオの調整機能も動かして音を合わせて、純正スピーカーのかったるい状態をハッツキリ聴こえさせる機能は全てオフにしてセッティングしました。
最近のナビの傾向として最初から各スピーカーにデイレイが入っている物が多く、このモデルも106センチのディレイがかかっていました。
そこを全てゼロにすると再生音が生音に近くなって来て、そこからイコライザーを動かして音を整いえました。
国産のイコライザーは動かした周波数以外に影響される事があるので、ただ目的の周波数を動かすだけでなく、他の周波数に影響していないかを聴きながらパターンを決めて、更にメモリーする前と後でも微妙に音が違うので、メモリーして通常画面でどう聴こえるかを確かめてから、最終的なパターンを決めます。
調整が終わったら直ぐに宇部店へ帰ったので、ロードスターのお客様の感想を聞く事は出来なかったのですが、仕上がりには満足して頂いた様で、一安心しています。
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Posted at
2018/11/18 09:47:17