今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、ダイハツのハイゼット・トラックです。
キャビンが後ろに延長してあるジャンボというモデルです。
ディーラーでカロッツェリアの楽ナビが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けを行いました。
ハイゼット・トラックはドアにスピーカーが付いていなくて、お客様からはドアに穴をあけて加工してほしくないというご用望があって、純正のスピーカー位置を使っての音造りとなりました。
ダッシュの上に10センチのフルレンジスピーカーが付いていて、このスピーカーをそのまま使用してツイーターを取り付けて2WAY化しました。
ここをマグネットの大きな10センチスピーカーに替える事も考えたのですが、後ろの容積がマグネット分小さくなるので、純正をそのまま使用する事にしました。
またスピーカー位置はフロントガラスの方向へ傾いていて、中音域と高音域の間ぐらいの周波数がガラスの反射の影響を受けるために、ツイーターは口径の大きいATX-30を取り付けて、ツイーターの周波数レンジを広げて、中音域に近い周波数までツイーターでリスナー向きに再生させています。
10センチスピーカーとツイーターの音域分けはグローブボックス下のピュアコンで行い、以前スバルのサンバーで小口径で低音が出難かった時の対策で普通とは違うコイルで対策して、今回も同じ様な対策を行ったら、通常のコイルよりは低音が出る様になりました。
そうはいってもダッシュの上の10センチなので限界があ楽ナビのハイパスフィルターで50ヘルツ以下を絞ってそれ以上の周波数を楽に鳴らそうと思ったら、フィルターをオンにする事で中高音にくすみが出て来たので、ここはオフにしてストレートで鳴らす事にしました。
そこでイコライザーを駆使して、50ヘルツ以外の低音にふくらみを付けて、コイルの効果と合わせて10センチながらサイズ感を超える音を再生させる事が出来ました。
イコライザー調整ではカスタム1とカスタム2に異なるパターンを入れて、それを交互に切り替えて聴いて、あれこれパターンを変えて徐々に変えて音を追い込んでいましたが、どうも現行の楽ナビは同じイコライザーパターンを入れてもカスタム1の方が抑圧感が少なく、同じパターンを何度か繰り返してそれが勘違いではないか確かめました。
これもATX-30の高性能ツイーターがあっての事ですが、その差が分かるだけの表現力の高さなのでしょうか。
ハイゼットはピラーの部分が鉄板むき出してで、ナビのアンテナのケーブルなどがむき出しの状態だったので、ワンオフでケーブルのカバーを製作して、表面をサランネットで覆っていて、まるで純正の様な仕上がりに出来上がっておいます。
これは福岡店の柳井君が水曜日に手伝いに来て作ってくれた作品で、ハイゼットのお客様は他にフルシステムが付いたお車をお持ちなので、「あまりに見た目にギャップがある。」という事で、ご要望にお応えしてワンオフ加工致しました。
もちろんワンオフ部分は有償ですが、長いお付き合いのお客様だからこそ、普段は行わない加工でも行います。
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