井川ブログの中の不定期シリーズの『お客様の質問にお答えして』も、とうとう第10話となりました。
前回の9話の最後に書き込んだ内容についてご質問が多かったので、ここでお答えしたいと思います。
その内容はかなり低価格で多機能のイコライザーアンプが発売されるけれど、それは今のところ販売する予定は無いという話でした。
これに関しては自分は以前から株価の動きを見ていて、「そろそろ投資家の注目を集めるために何かしそうだ?」と思っていた所にいきなりこの美味しそうな商品の発表で、昭和の時代からオーディオメーカーは株価が下がるとこの手を使って、値段が安くて多機能だから店頭に並べてお勧めすれば売れるけれど、過去の事例からすると後で症状が出たり出なかったりする様な不具合が多く、あくまで統計論として「これに手を出したら痛い目に合う!」という経験から販売する気が無いという事を書き込みました。
また過去には販売店に新製品発表会で言っている話と、投資家向けに発している情報が180度逆の事を言っていて、「どうせカーオーディオ専門店は投資家向けの情報など見ていないだろう。」という事を前提の二枚舌でも、自分だけは株価も投資家向けの情報も見ているので、普通のカーオーディオ専門店みたいに信じる気にはなれません。
昭和の時代に安くて・高機能で・お客様にお勧めしたら直ぐに売れる的な商品で業界がダメージを受けて、それで多くの販売店が無くなって、たまたま自分はその時から株価や投資家情報を見ていたので手を出さずに生き残って、現在のカーオーディオ専門店はほぼ平成になってから出て来た第二グループなのでそういう事が有ったのは知らないので、安直に手が出せるのだと思います。
自分は直ぐには販売せずに、もし不具合が無くて音もがさつでなければそのうちに販売する事があるかも知れませんが、今直ぐに売り上げが欲しい販売店は手を出すと思いますが、もしそれが良い製品であったとしても、しばらくは様子見をしたいと思っています。
その様子見の理由は、仮に最初のロットで良い製品だったとしても、次のロットからはかなりがさつになったとか、逆に最初のロットはがさつだったけど、2回目以降の生産分は良かったという例もあるので、お客様の事を考えたら確実に流れを読んだ上でないと販売出来ないというのが自分の考えです。
それと今から10年ぐらい前に新幹線のグリーン車に乗った時に、座席の前に月刊のビジネス誌が備え付けてあるのですが、その中に「大手カー用品店は500店舗を超える様な規模になって来たのに、販売する商品を事前にテストして販売するかどうか調査する部門を持っていない。」と書いてあり、更に「カタログやパッケージに書いてある功能をそのまま鵜呑みにして、リベートばかりを求めるのではなく、これは扱わないという様な姿勢をメーカーに示さないと業界は衰退する。」という様な事が書いてありました。
そこに書いてあったカー用品店チェーンはその後伸びたのでしょうか? それとも衰退したのでしょうか?
昭和の時代に沢山あったカーオーディオ専門店の中で、宇部店は数少ない生き残りですが、株価と製品の精度という統計論でお客様にご迷惑をかける事が比較的少なかったので、36年間やってこれたと思っています。
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