今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、DS3クロスバックです。
以前はシトロエンのDSだったところから、DSブランドとして独立しているので、トヨタのレクサスみたいな感じですね。
ひし形を基調としたデザインの内装に、専用のナビオーディオが装着されていて、ベーシックパッケージの取付とドア防振の施工を調査しながら時間をかけて行いました。
システムはフォーカルのプレミアムサウンド仕様で、ドアは16センチのフロントマグネットのウーファーに10センチのスコーカーが付いています。
ピラーの根元にはフォーカル独特の内ドームツイーターが付いていて、フロイント3WAYが独立アンプでマルチ駆動されています。
更にリアのラゲッジ下には20センチサイズのウーファーが埋まっていて、車1台で4WAY構成となっています。
ドアのウーファーはかなり薄型で・・
ピラーのツイーターは市販の物よりは質素な作りです。
このマルチをどう改善するかというと、まず純正の内ドームツイーターは指向性の向きが限られていて、ダッシュにピュアディオブランドの外ドームツイーターで上質な高音を拡散させて再生させて、広がりと余裕のある高音域を表現します。
またATX-30は4Ω用の通常のモデルと、プレミアムサウンド用にインピーダンスを変えている物の2種類があって、その両方を聴き比べて良い方を選びました。
純正のドアスピーカーは上限周波数にこもりが出ている部分があったので、リアサイドの純正アンプの横にMDF板を敷いて、コイルを取り付けて、音を聴きながら何度も交換して、不要な部分と必要な部分のクロスオーバー点を時間をかけて探りました。
このコイルのボビンは外注で高度な3Dプリンターで製作して、輸入物の上質な銅線を一から手作業で巻いている物です。
ベーシックパッケージのマッチングが取れたら次はドアの響きを探って防振の調査です。
DSは国産車と比べるとかなり防振マットの数が多く貼ってあり、一部角が欠けていました。
複数個所で欠けているので、これは意図的に欠けさせて効果を上げているのではないかと思いました。
ベーシック防振は防振メタルと防振マットが合計8枚で構成されていますが、DS3クロスバックでは外板裏に合計6枚で、内張のドアポケット裏に2枚に分散して貼り付けました。
当初はもっと調査に時間がかかると思っていたところ、マツダ3のフロント3WAYマルチ用のベーシックパッケージの開発と、ベンツGクラスのハーマンシステムの音質改善でとんでも無い時間をかけて開発していたので、その時のつまづきが参考となり、事前に「こういう時はこういう風に対処して‥」と、比較的短時間でピークのポイントを見つけられました。
開発の進行状況をお客様に電話でご説明して、内張の裏が少し柔らかいのでセメントコーティングをお勧めして、前後のドア4枚に施工する事になりました。
個性的なDS3クロスバックが、サウンドピュアディオの音質向上技術によって、より特別な1台へと変わって行きます。
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