最近は以前からのお客様のPMBケーブルの焼き直しのリフレッシャのネタが度々出て来ますが、今日はPMBよりも後に発売されたSKY-3のケーブルの新品の焼き入れのお話です。
太洋電機製のハンダ槽でピュアディオ秘伝のタレならぬ秘伝のハンダを370度まで熱します。
熱すると表面にザラザラした汚れた成分が浮き上がって来、へらで半分まですくい取ります。
綺麗になったハンダ槽の中にSKY-3の表皮を向いて、エナメル質で絶縁してある部分を漬け込んで・・
エナメル質を焼き切って導通する様にします。
そして残り半分の表面をすくって綺麗にして、もう片方を焼き切って、それを何度も来り返して・・
1式6本の末端の焼き入れが終わり、別な机に移動して端子の取付を行います。
このエナメル質の焼き切りは、焼きが足らないと中の方のエナメル残って導通しない部分が出来たり、焼き入れの時間が長いと外側の銅線が溶け落ちてしまうので本数が減り、ほんの1・2秒の作業ですが、かなりの目利きが必要になります。
更にSKY-3とPMBで太さが違うので、それぞれ別なタイミングで漬け込みしないといけなく、超極めた技が必要になります。
アンプピュアコン間とピュアコンからフロントのミッドとツイーターに送るケーブルの合計6本に、それぞれの形状に合わせた端子を取り付けます。
これで完全な製品となって、車の中で消費電力を増やす事無く良い音が再生出来て、車の中の使える電力が限られたり、システムが複雑で変更が不可能な車などのシステムアップで年々需要が増えて来ています。
ちなみにカーオーディオ専門店でオリジナルケーブルと呼んでいる物はノーマークの製品に端子を付けた物がほとんどで、サウンドピュアディオのSKY-3ケーブルはケーブル製造工場に独自の設計の物を一定期間ロットを借りて生産しているので、きちんと自社のマークが入っています。
専用ロットで生産するには100メートルロールを20の合計2000メートルを一回で生産して全て買い取らないといけなくて、財力の無いお店では作る事が出来ません。
市販のカー用ケーブルはどこか勢いが付いているというか、クセがあって、自分がこれまでお会いしたアーティストさんの生の声とは違って聴こえるので、リスクがあっても自社ブランドのケーブルを作って、本来の声や楽器の音に近いサウンドを表現しています。
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