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イイね!
2020年02月05日

オーディオとは全く関係ない話ですが


自分が福岡で滞在する時に住んでいるマンションですが、ベランダに無線のアンテナを3本付けています。

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左から144メガヘルツ帯専用で、真ん中が144メガ帯と430メガ帯の兼用アンテナで、右は50メガ帯・144メガ帯・430メガ帯の3波に対応したアンテナで、この3本を切り替えて使って、限られた時間を有効に使おうと思うと1本では効率が悪いので、異なる特性の物を3本使い分けています。



下から見て左から2本はサガ電子のアローラインという製品で、福岡県警・山口県警・福岡国際マラソンの中継などで使われている簡単な構造ながらプロ用としても認められている優れ物です。

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ベランダの選択ポールを付ける金具に付けているのですが、コンクリートの中の鉄筋の影響を受けて、インピーダンスがズレているのと、送信した出力が理想的に放出出来ず、もっと遠くに電波の送受信が出来るはずなのに、これではまずいと改善しました。



塩ビのパイプを組み合わせて70センチ前方に出して、コンクリート内の鉄筋の影響を受けなくなりました。

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これまでよりも遠くの電波を受信してくれるだろうと希望を持って無線機のスイッチを入れたら・・

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145・00メガヘルツの交信相手を探すための呼び出し周波数にメーターが2個上がるノイズが入る様になりました。


どうやら前に突き出したら下の階の大型テレビの画面からのノイズを拾う様になったみたいで、ノイズが出ている時間と出てない時間があり、自分が使いたい時間は必ずノイズが出ています。


ただもう1本の430メガと兼用のアローラインはベランダの金具に付けているのでノイズを拾わず、ただ上のコンクリート内の鉄筋のい影響を受けるので、やや斜めにしてインピーダンスの生合成を少し良くしています。

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でもホームセンターで30センチ前方に出せるテレビのアンテナ用の金具を見つけたので、早速付けてみたら、インピーダンスは良くなったものの、70センチ前方に出したのに比べればノイズレベルは低いものの、やはり時間帯によっては呼び出し周波数にノイズが入ります。

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それで呼び出し周波数では絶対にノイズが入らない位置の、50メガ帯・144メガ帯・430メガ帯兼用の第一電波のスーパーディスコーアンテナで受信して、相手が145・00メガから移ったところでアンテナを切り替えて感度を上げるという、マンションならではの苦労があり、知らない人が見たら「別に3本付けなくても・・」と思われるところです。

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144メガ帯の送受信が劣るものの、なぜか430メガ帯は一番良く、他には広い帯域の受信に強いので、航空無線のエアーバンドの受信にも向いています。



145・00メガヘルツのノイズを拾うのを除けば2本のアローラインが144メガ帯の送受信に付いては優れていて、エレメントが短い分ほど上のコンクリートの中の鉄筋の影響を受けず、インピーダスの整合性が上がって、限られた送信出力を最大限に活かす事が出来ます。

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ここまで読まれてオーディオとは全く関係無いと思われた方も多いでしょうが、実は自分が中学生から高校を卒業するまではアマチュア無線に明け暮れて、インピーダンスの整合性を上げて、限られた出力をいかに有効に送り出し、遠くに送るという実験が、実はピュアコンやベーシックパッケージの技術の根源となっています。


例えばアローラインは簡単な構造ながら警察や放送局も使うプロ仕様で、ベーシックパッケージも簡単な構造ながらインピーダンスの整合性は市販のスピーカーのネットワークを大きく引き離し、プロ用としても使かわています。


アンプを付ければ音が良くなるとか一時期量販店でも言っている時代がありましたが、実際にアンプを付けて音が大きくなっても音質は改善されず、アンプを売りたいがために入出力のケーブルを粗末な物を使えばロスでの劣化がばかにならず、結局今ではアンプを勧める量販店も段々見かけなくなりました。


自分が他の店があまりこだわらないインピーダンスの整合性に注視したり、限られたパワーを有効に使うという考えでいるのは、貧乏学生が少しでも遠くに電波を飛ばしたいがために技術を磨いたところから来ています。



自分が学生時代に過ごした所はご覧の限界集落に近い場所で、あまりに山奥過ぎて勉強するぐらいしかやる事が無いので、こんな狭い集落で自分の年の前後で教員が4人います。

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さらに自分の10歳上には東京大学を出て私立大学の学長になった人や、自分が高校生の時の県警本部長がここの出身で、年老いたお母さんが一人暮らしだったためにしょっちゅう警官がパトカーに乗って入って来て、「お変わりありませんか?」と訪ねて来ていました。


山奥でやる事が無くてみんな勉強ばかりしていましたが、自分はアンテナを作って遠くに電波を飛ばす事しか考えておらず、コイル巻きとハンダ付けして、出来た物を測定器にかけてメーターとにらめっこしてと、いまやっている事と全く同じ事をしていて、もしもっと都会に住んでいてゲームセンターとかに行っていたら今のサウンドピュアディオの技術は無かったと言えるでしょう。



話は戻って、ベランダの3本のアンテナはどれも矢印が上を向いている様な感じで、技術的な事を知らない人が見たら、宇宙と交信している様に見えるそうです。

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それと、あれだけ悩まされた下の階からと思われるノイズも、アンテナを前に出しながらも受けない方法を見つけました。

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Posted at 2020/02/05 21:28:09

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