今日1月4日よりサウンドピュアディオの新年の営業が始まりました。
皆さん、今年も1年宜しくお願いいたします。
今朝は福岡店に出社して、閉店までここで仕事をしています。
福岡店内のデモカーは昨年の秋ぐらいからスバルのステラが入っていますが、入れ替えると言いながらもいまだに代わっていません。
宇部にある車と交換しないといけないのですが、近年車のリコール作業が増えていて、今日宇部でリコール作業が終わった車を福岡店で今週移動して入れ替えます。
年末はかなりの数のピュアコンを取り付けて、2店の在庫表を見るとゼロの値があちこちに見られたので、年末と年始に少し出て来て自分は仕事をしていました。
ちょこちょこ作ってこのぐらい仕上がりましたが、まだ製作していかないと全てのストックが揃いません。
人の出入りも無くて、電話もかかって来ない製作室で、集中して仕事に励みましたが、BGMのマークレビンソンのアンプとちょっと古いB&Wのスピーカーで良い音を聴きながら仕事に励んでいました。
仕事をしながら、「ホームオーディオのスピーカーって、なんで古い物の方が深みがあって聴き疲れしないんだろう?」と思っていて、最近のホームオーディオのスピーカーは「これが欲しい!」という物が無くて、昨年末は往年のスピーカーを何セットもリファインしてお客様にお渡ししました。
また昨年はいがわブログに無線のネタが多くて、お客様から「無線の話が多すぎる。」とのご指摘を頂きました。
確かに無線とオーディオって全く無関係に思えますし、自分自身37年間もアマチュア無線から遠ざかっていて、まさかもう一度始めるとは思っていません」でした。
ただ無線をもう一度始める事によってカーオーディオの音が良くなって来たというのを感じておられるお客様もおられるのではないでしょうか?
前に福岡のマンションのベランダのアンテナのマッチングをあれこれ変えていたら、進む電波に対して送信出来ずに跳ね返って来る電波をゼロにしたら、3メートル長のアンテナで届いていた場所に1メートル長のアンテナで届く様になったという事を書き込みましたが、あまりに進む電波に対して反射側がゼロなので、「これは片方のメーターが壊れてゼロでは?」とふと思って、今朝マッチングが取れていないアンテナにつないで測ってみました。
すると反射して来る側のメーターは確かに振れていて、その代わりに送信のパワーは20Wを切っていて、上の写真では40と60の間を指しているので、50Wという事なので、マッチングが合っていないと実質的に40%以下のパワーしか出ていないという事が分かりました。
中学・高校とアマチュア無線に明け暮れて、少しでも効率を上げて限られた資源で少しでも遠くに電波を飛ばすために、マッチングを取る事に夢中になっていて、それがカーオーディオで物量で勝負しなくても、シンプルなシステムで良い音を再生するという根源になっているとあらためて感じました。
だから少しマッチングがずれている所に目をつぶると、どんどん効率が悪くなって、パワーが無駄になるだけでなくて、よじれた音を聴く様になってしまうので、ブラックボックスやコイルの微妙な値の違いが低価格で高音質を再生出来るかどうかの肝になっています。
それと一般的にピラーに埋め込んでカッコ良く見せるツイーターも、ピュアディオではスタンドを使って角度を付けてシンプルに取り付けているのも、金属の影響を受けない事を考えての位置です。
この位置も理想的な音の放射という意味では、音質ではピラー埋め込みで絶対に有利な位置です。
これも無線で得た技術によるもので、上のメーターの違いの様な差が出ます。
ただし無線はメガヘルツ、オーディオはキロヘルツで、オーディオが周波数が細かく変化するのと、更にステレオで左右に違いがあって測定不能なので、耳で追いかけるしか方法がありません。
モノラル測定や1つの周波数でのインピーダンス特性を測るなどの方法もありますが、測定機に頼る過ぎてデーター重視になると音が面白くなくなるのがオーディオで、2004年に完全に壁にぶち当たって、それから2年遅れて『歌っている人、演奏している人に直接会って、生声・生音を聴く』という手法にたどり着きました。
そういう意味では電波に興味を持って、放送局というものに興味を持って、そこからオーディオのお店を開くという、カーオーディオ業界では唯一の手法で音造りを行っていて、もし電波や放送に自分が興味を持っていなかったらどんな音になっていたんだろうと、ちょっと怖くなりました。
今年も普通のオーディオショップとは違う切り口で良い音というか、元の形に近い音について書き込んで行きますので、サウンドピュアディオを宜しくお願いいたします。
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Posted at
2021/01/04 10:49:23