ホンダＮボックス・カスタム　スピーカーの音質アップ

今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、ホンダのＮボックス・カスタムです。

ホンダ純正のギャザーズの大画面ナビオーディオが装着されている状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工の、Ｗパッケージの作業を行いました。

まずはドアの内張と防水シートと、純正スピーカーを取り外して、何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。

内張裏には吸音フェルトが３枚も貼ってあるので、かなりロードノイズが入りやすいドアと分かります。

ベーシック防振を加えた事で、鉄板の残響が減ってスピーカーの音が良くなり、外からのロードノイズの進入も減ります。

当社のＮボックスはシルバーのコーンの高音域が伸ばしてある物で、こちらのＮボックスはドアにツイーターが付いているのでそこまで高音を伸ばす必要が無いので、ブラックのコーンの物が使用されています。

グローブボックス下に比重の高いＭＤＦ板を敷いて、２ＷＡＹスピーカーのブラックコーンの車の特性に合わせたピュアコンを取り付けます。

純白のボビンにピンクのラベルが貼ってあるコイルは、ヨーロッパ製の純度の高い銅線を、自分が一から手作業で巻き上げた物で、かなり音質的に優れています。

もう一つベーシックパッケージの音質の良さの秘訣は、ナビオーディオを一度取り外して、裏から音信号をダイレクトに取り出して、そこから２４金メッキの端子を使って、ピュアディオブランドのＰＳＴケーブルで送って行くという、見た目がツイーターをプラスした様にしか見えませんが、見えない部分でかなりの手間とコストをかけて音質をアップさせています。

ダッシュの上にソフトドームで外側に広がっている構造の、ピュアディオブランドのＡＴＸ-２５ツイーターをスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けて取り付けて、純正のドアの横から聴こえて来る音場の狭いサウンドとはかなり差のある、広がりがあって聴き疲れしないサウンドを奏でます。

全ての作業が終わったらナビのセッティング機能を動かして音を生音・生声に近い様に追い込んで行きます。

この画面はダイアトーン製で、音を強調したり疑似的に広げる機能は極力使わず、イコライザーをほんの少し動かして、ＮボックスのベーシックのＷパッケージの作業は終了しました。

代車にはホンダのＮワゴンをお貸していましたが、ホンダ純正のブラックコーンの純正スピーカーなのに、音質がかなり違うので驚いておられました。

前日の夕方にお預かりして代車で帰られて、次の日の夕方に仕上がっているという、正味１日のスピーディーな対応をさせて頂きました。