今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の完成車から、日産のキックスeパワーです。
日産純正のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、前後のドアの防振とフロントのスピーカー交換と、サブウーファーの取付を行いました。
まずはドアの内張と防水シートを外して、外板裏の防振を行います。
工場装着の防振材が外板裏に貼ってありましたが、固い材質に複雑な形を付けていて、普通に四角を貼るよりも同じコストで防振効果を高めるための形です。
その防振材周りに防振マットと防振メタルを貼って、それぞれの共振点の違いを利用して、全面に防振材を貼らなくてもドア全体の響きが静まる様に工夫しています。
リアドアにも同じ様に防振施工を行います。
後ろは前と違う構造に合わせて別な貼り方で施工して、ドア全体の響きを抑えています。
次に外した前後の内張はコーティング剤が浸みてはいけない場所にマスキングをして・・
白い吸音フェルトを一度取り外して、ツルツルの表面に粗目を付けて、コーティング剤が乾燥した後に剥がれない様にしています。
下地作りだけでかなりの時間がかかっていて、電気的な接続にかかる時間よりも防振等の時間の方がかかっているのではないでしょうか。
電気で走るeパワーですから、ロードノイズの進入を抑える事で、より快適なクルマへと変わり、オーディオのベースとしてはスピーカーの良い音を妨げないために重要な作業となっています。
今日はここまでで、この続きはその2でお届け致します。
ブログ一覧 |
カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
Posted at
2023/01/11 10:23:22