毎週土曜日の夜に山陽小野田市の竜王山の上で、351メガヘルツのデジタル簡易無線の伝搬実験を行っていますが、先週は自分以外に2台の車が来て実験していました。
これがラジオのロッドアンテナの様に伸びる伸縮ポールで、最高で8メートルまで伸ばせますが、金属の重なる部分を作らないとしなるので、先日は5メートル高で使用しました。
この先には1・8メートルの無指向性のアンテナを取り付けています。
そしてケーブルを自分のクロスビーに引き込んで、プラス屋根のキャリアに短いパイプを取り付けて、指向性のあるアンテナを取り付けて、それプラス車載のアンテナの合計3本のメーターの振れを比べました。
車のナビの縮尺を大きくして、車がどの方向を向いていたらどこに対して強く入るのかが分かって、とても便利です。
私のブログを読まれている方は無線を趣味にされている方も多く、このアンテナの付け方はどうやっているんだろう?と思われている方もある様です。
実はこの短いポールはコメット製のCPー035+で、正規の取り付け方の逆に付けていて、本来の金具に取り付ける部分をアンテナのアームに取り付けて、ポールとキャリアは別なクロスマウントを使って取り付けているので、「このポールはどこのメーカー?」という感じで、普通に無線屋さんで手に入る材料です。
年末の運用では付けた指向性アンテナはナティック製で、今回は雨が降って給電部が浸みてはいけないので、ラディックス製の濡れても大丈夫な製品を使っています。
ラディックスのアンテナはアームにガッチリとした金具が付いているのですが、それは外して使って、前後を変えれば簡単に指向性を後ろに向けられます。
ただ屋根の金属の影響を受ける可能性があるので、前向きの方が理想です。
そして車内の無線機は上段のアマチュア無線の機械は電源をオフにして、下段の車載アンテナに繋がっている常設機と、部屋から持って来た同じタイプの物に5メートルのポールの無指向性アンテナを繋ぎました。
そして屋根に付けた3エレメントの指向性アンテナはハンディータイプの無線機に繋いで、3つのアンテナで同時に受信して、それぞれのメーターを見ます。
もちろん5メートルのポールに付けたアンテナが一番メーターが振るのですが、まれに屋根の指向性アンテナの方がメーターが振る場合がありました。
アンテナの性能は無指向性が7・15デジベルで、指向性アンテナが8・15デジベルで1デジベルしか差がなく、普通は高さが3メートル高い方が感度が良さそうですが、指向性のある方はケーブルの長さを7メートル短く取れるので、ケーブルロスと差し引きすると同じかそれ以上か、そこの部分を調べるのが今回の実験でした。
高校生の時は社会人の方に山に乗せてもらって行ってこんな実験をしていましたが、当時はまだ規格がなかった351メガの5ワットのデジタル簡易無線の実験を行って、145メガよりも半分以下の波長なので、当時おこなった実験よりも得られる結果が微妙に違っています。
波長やインピーダンスや逓倍などの理論を知るには無線の実験は分かりやすく、30年以上行っていなかった無線の実験を再開して、何故かオーディオの音が良くなったから不思議なものです。
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ドライブ | 日記
Posted at
2023/01/19 17:40:22