新・お客様の質問にお答えしては第37回となり、最初のシリーズが20回弱で終わったのでもう倍ぐらいの回数となっています。
今日は最近のご質問が5つあったので、それにお答えしたいと思います。
まずはJU60のブラックについてのご質問が2つありまして、その1つが『JU60のブラックはいつまで販売するのですか?』という問ですが、これは在庫が無くなり次第終わるので、その時期は不明です。
もう1つは『JU60とブラックの差は反射の少ない塗装を使用しているだけですか?』という質問も頂きましたが、JU60は工場から出来上がったユニットが入荷した時に、全数インピーダンスと音圧レベルを測って記録しており、その中の上位のユニット抜き取りしてブラックに塗装しているので、反射の違いだけではありません。
3つ目はピュアコンのブラックボックス4連のうちの後から追加する2個のツイーターアシストユニットについてですが、『AAAのユニットはJU60のブラックを買わないと販売してもらえないのですか?』というご質問ですが、当初は製作している数に限りがあるので当面はJU60のブラックを購入された方限定と形を取っていましたが、現在はどなたでも購入出来るだけの数を確保しておりますので、通常のJU60やATXシリーズをお持ちのお客様にも販売する事が出来ます。
ツイーターアシストユニットについては他にも『今普通のアシストユニットを使っているのですが、AAAのユニットに替えようと思うと一から買わないといけないのですか?』という質問も頂きました。
これに関しては初代モデルとAモデルAAモデルをお使いの3つのタイプのお客様がおられて、使用された年月で追加金で交換する場合と一から買って頂く場合があります。
また追加金も使用年月でそれぞれ違いますので、詳しくは営業担当者にお尋ね下さい。
最後は『戦争の影響で精密な電子関係のパーツや材料が不足しているといいますが、品切れとか値上げとかに関して大丈夫ですか?』というご質問は多くの方から頂いています。
不足しているパーツは電源関係のパーツと、質の高いハンダと、質の高い銅線など軍用で使える物はかなり不足していて、ミサイルの誘導装置や攻撃用のドローンなどに使われるのでしょう、かなり不足しているのも事実です。
その中で質の高いハンダに関してはこれまでは捨てていたハンダのかけらを集めてピンセットで煤を取り除いて綺麗な部分だけにして・・
ハンダ炉で370度で熱して一度溶かして、純度の高い部分だけを抽出して再生して、それで値段を上げない様に努力しています。
炉の横にあるマスコットみたいなハンダの塊は、抽出したハンダがランダムに固まったら偶然出来た形で、器量の悪い物から使用されていますが、これらもじき使われて行くでしょう。
ただ値上げではありませんが、ベーシックパッケージ用のピュアコンは標準タイプと4000円高いRRタイプをご用意していますが、これを4000円高いRRタイプに1本化する事で生産効率を上げて、値上げを避けていますが、安い方のモデルが無くなった事により最も安い見積りが上がった様になっています。
実際に標準タイプを求められる方が5%か10%で、4000円の追加で少しでも音が良くなるならとRRタイプを選ばれる方が多いので、モデルの1本化で値上げを避けているのでご理解のほどお願い致します。
またピュアコンの中のコンデンサについては、JU60のブラック用にはかなりの選別を行った選りすぐりの物を使っており、その選別から大量にもれた物をベーシックのRRタイプ用に使用していますので、質感はそのままというより上げて来ています。
ちなみにこの写真は入庫した物を全て測定して数値をマーキングしていて、左の2個がJU60のブラック用で、左から2番目はノーマルのJU60用で、残りはベーシックパッケージ用に回しているので、厳しい選別からもれてもベーシック用としては特Aクラスの材料となっています。
特に夏場はどうしても数値が高い物が出来てしまい、1マイクロを下回る物が欲しくてもなかなか回ってこないという現実があり、冬場が戦争の影響で数か月入荷が無いなど、製作現場は戦争の影響をもろに受けていますが、音の質感は絶対に落としてはいません。
この様な努力で大手メーカーの様に簡単に値上げを行わず、自分たちの努力で音質は上げても価格は極力上げないで、日々精進させて頂いています。
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Posted at
2023/07/21 10:36:58