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イイね!
2024年02月19日

『不適切にもほどがある』というドラマを観て


自分が子供の頃や20代の時にはタイムスリップ物のドラマや映画が多かったのに、最近はあまりそういうのは見かけないと思っていたら、『不適切にもほどがある』というドラマが現在放送されていて、毎週観る習慣が付いてしまいました。

タイムスリップ物と言えば『時をかける少女』が一番印象に深く、でもあの中で今から地震が起きるといって同じ様に地震が起こるというシーンは、夢の中で見た内容が実際に起こるというデジャブみたいな現象は自分にも起こった事はあります。


『不適切にもほどがある』の中のタイムスリップした先の世界は、自分がちょうど20代の時の内容で、自分が20代の時にやり直せるとしたら何をやり直せるだろうか?と考えた時に、「そのうまい話には絶対に乗るな!」という事を思い出しました。


それは1986年に自分がFM山口で日曜日の夜に30分の音楽番組のDJと選曲をやっていて、それはあまり一般には聴かれていないダンス物の渋めのソウルやディスコのノリノリの音楽をノンストップで放送するという画期的な番組で、なぜ画期的だったかとい言うと、当時はまだDJ用品が普及しておらず、普通の放送用のミキサーを使ってノンストップ物を作るという、時間をかけてタイミングを計って曲順を決めるという、それは大変な作業で番組を作っていました。

今はラジオのノンストップミュージックは珍しくはありませんが、あの当時の機材であのクオリティーで放送するのはそれは大変でした。


その番組タイトルは『ソウル&ディスコステイション』という名前であっという間に人気番組になったのですが、ある日FM山口の外部の番組制作会社のプロデューサーから、「日曜日の30分番組の放送時間を土曜日の1時間に変えたらどうだろうか?」という提案がありました。

これは美味しそうな話なのですが、1時間の電波使用料と製作費は全てこちらが払い、スポンサーが見つからなかった場合は費用は全て自分が負担するという危ない話でもありました。

もう一つ、土曜日の前の番組がスポンサーが降りて無くなって、その時の女性パーソナリティーをアシスタントに付けて欲しいとの要望で、それを飲んでしまったために大変な事になりました!


『ソウル&ディスコステイション86』となった1時間番組は、アシスタントとは名ばかりで女性パーソナリティーが出しゃばってどちらがメインか分からず、悪い言い方をすれば番組を乗っ取られた感じになりました。

しかしそこは外部の制作会社と自分の話し合いだからFM山口本体はノータッチの状態で、結局メジャーなヒット曲ばかりかけて、プレゼントを連発してハガキ数を増やすという、前に失敗した番組の手法を入れられて、結果的には前の土曜日のおしまいになった番組と同じ道を歩む事になり、もちろんスポンサーなど誰も付かず、放送にかかった費用は全て自分持ちで番組は立ち行かなくなりました。


そこで土曜日の1時間番組を本来の日曜日の30分番組に戻して、タイトルは『ディスコ・フリーク』に変えて、たまたまユーロビートに火が付いた年だったので再び人気番組となったのですが・・

『ソウル&ディスコステイション86』で出来た負債を払うためにDJなどする暇はなく、ひたすら余分に働いでお金を稼ぐしかなく、夢のDJ生活に終止符を打つ事になりました。


なのでもしタイムスリップ出来るとしたら、過去の自分に「その話には絶対に乗るな!」とアドバイスしてあげたいです。


でもDJを辞めて仕事1本に絞ったからこそ今の自分があるし、不人気番組を作ったプロデューサーや出しゃばったパーソナリティーも結果的にその後しばらくしたら放送業界に要れなくなって、時代がぐるっと回って仕事1本で頑張ったから当時のスタジオは今は『FMYサウンドピュアディオスタジオ』になっているので、結果的にはその失敗は後に『簡単にうまい話には乗らない!』という経験になったから良かったのかな?と思っています。


女性パーソナリティーのN氏は前の番組がスポンサーが降りて打ち切りになり、新しく入れた番組で存在感を出そうと焦ったのでしょうが、その後テレビのチョイ役で少し出て、後はテレビでもラジオでも見も聞きもしなくなったので、当時はそうとう憎たらしかったのが、今考えてみたら可哀そうに思えています。

まあ才能が無いといえば才能が無かったのでしょうが、『こういうのはいけない!』という反面教師になったので、それはそれで良かったのかも?


あっ!最後に1986年に当時の普通の放送用のDJプレイに対応していない機材で何故綺麗な繋ぎのノンストップミックスが出来たのは、高校生の時に無線の国家試験でモールス信号の早打ち早聞きの実技に対応するために、結構な時間をかけて練習したからでは?と思っていて、リズムを感じながら「この曲終わりとこの曲の始まりの何秒はタイミングがピッタリ合うはず!」と、目利きみたいな事が出来たからだと自負しています。


毎週『不適切にもほどがある』を見ると、自分の頭の中は1980年代にタイムスリップしています。

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Posted at 2024/02/19 17:05:38

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