以前は毎週土曜日に山陽小野田市の竜王山に出かけて351MHzのデジタル簡易無線の伝搬実験を行っていましたが、5月からは偶数週は大分県の方に対岸から山口県に向けて電波を出して頂ける様になったので、奇数週のみの運用になり、たまに自分以外の人が山口県から電波を出せば、その週はお休み出来ていました。
ただ8月の第3週からは山口県側からは全て自分が運用していて、大分県側が仕事の都合で20時ちょうどに運用をスタート出来ないとの事で、6週間続けて運用していました。
先週の土曜日は久しぶりに竜王山に移動せず、自宅で大分県からの電波を受けていました。
ハンディタイプのアルインコDJーDPS70は移動運用で使っている物と同じです。
この無線機は受信感度は良いものの、長時間送信をすると本体が物凄く熱くなるので、1時間の連続運用を行う時は以前は2台用意していて、30分使ったらもう1台と交換していましたが、現在は司会進行用の機器は上の方の裏に金属を取り付けて放熱して1台で1時間ちょっと連続運用しています。
ちなみに写真は大分県側のキー局用に自分が後付けの放熱板を付けて渡した物です。
今回の大分県からの運用は、いつもの日出町経塚山からの運用が遅れるとの事で、もう1局杵築市横岳から前半は別な局が運用されました。
(写真は京塚山のオオイタKUー86局)
杵築市横岳が20時から20時31分までの運用で、オペレーターは小学5年生の女子のオオイタMPー77局の司会進行で、後ろからお父さんがアドバイスされているものの、多くの社会人の方がビックリする様なスムーズな進行でした。
後半はいつものオオイタKUー86局の司会進行で、自分は自宅でアマチュア無線の八重洲FTMー500Dを351MHzに合わせて、デジタルの方式が違うので受信は出来ない物の、周りの周波数を含めてバンドスコープ機能で電界強度を見ていました。
自宅のアンテナは351MHz用が2本立っていて、右の第一電波の350MVHはいつもの移動運用で使っている2分の1波長3段プラス4分の1波長のラジアルが3本付いている物で、左は同じく第一電波の製品で2分の1波長3段で、ラジアルの無い船舶用だが家でも使えるという物で、ゲインは同じ7・15デジベルで、どういう風に違うか調べるために2本上げています
やはり数字的には同じでもラジアルが付いている分飛びがやや良くて、塩害があったりラジアルがあると付けにくい場合を除いては350MVHの方が良いでしょう。
自分が意識していないうちに実験は3周年を過ぎていて、始めた目的の非常時の民間の連絡網を作るというのと、学生さんの無線家を増やす事があっても減る事がない様にするは、親が無線をしていなくて自分の小遣いで始めた人が7人いなくなって、親が無線をしている学生が5人増えて、結局プラスマイナスでマイナス2人で、何もしなかったらもっとマイナスが多かったでしょう。
自分達3年の成果として、日本でも珍しい見知らぬ小学生同士の交信を成功させた事と、小学生の司会進行のキー局が生まれた事でしょうか。
自分が学生時代は親が無線をしていなかったので、本来なら直ぐに辞めていた口かもしれませんが、世話好きのおじさんが多かったおかげで今の自分があり、年を取った自分がお世話になったおじさんの役目をする事が、自分を育てて頂いた恩に報いる事だと思っています。
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Posted at
2024/10/01 13:16:58